新井氏「素晴らしい野球人生だった」引退セレモニーに黒田氏&浩二氏も登場

[ 2019年3月17日 05:44 ]

引退セレモニーでナインに胴上げされる新井貴浩氏 (撮影・奥 調)
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 広島のリーグ3連覇に貢献し、昨季限りで現役引退した新井貴浩氏(42=スポニチ評論家)が16日、真っ赤に染まった本拠地のファンに笑顔で別れを告げた。オリックスとのオープン戦で開かれた引退セレモニー。戦友の黒田博樹氏(44)がサプライズで登場する中、背番号「25」のユニホーム姿で始球式を務め、「無駄なことが何一つない素晴らしい野球人生だった」と挨拶した。最後は可愛い後輩たちの手で7度宙に舞った。

 オープン戦にもかかわらず3万人超の観衆が集まった本拠地。新井氏は晴れやかな表情であいさつに立った。「厳しい世界で20年間も現役を続けられたのは、たくさんの素晴らしい出会いのおかげです」。惜別の情に包まれながらも涙はない。

 7年間在籍した阪神球団やファンに感謝した。育ててくれた広島球団、日本シリーズの真剣勝負をお膳立てしてくれたナインにも感謝した。新井氏らしい実直さ。そして締め。広島ファンに言及した時、感極まった。

 「たくさん怒らせ、悲しませたのに、こんなにたくさん応援して頂き、ただ、ただ、ありがとうございました」

 失敗や挫折を繰り返しながら、ひたすら愚直に全力で駆け抜けた20年間。「最後のところは…ね。自分の正直な気持ち。グッとくるものがあった」。涙を必死にこらえて感謝の思いを口にした。

 背番号「25」のユニホーム姿でのセレモニー。本人ビックリの演出があった。元広島監督の山本浩二氏、黒田博樹氏がサプライズで登場。新井氏を模したフルスイングで空振りする人形や、飛び上がってバンザイする銅像を贈られ「偉大な2人の先輩に。恐縮です」と笑顔がこぼれた。

 始球式では2人の愛息を左右の打席に立たせ、山なりの球を会沢のミットに投じた。そして、掉尾(とうび)を飾るエンディング。可愛い後輩たちの手で7度宙に舞い、1人1人とガッチリ握手を交わした。

 「開幕前の大事な時期なのに“ありがとう”という気持ち。優勝候補筆頭だと思うし、ケガにだけ気を付けてやってもらえば」

 誰からも愛された新井氏。ファンの声援に感謝しつつ、柔和な表情で4連覇を狙うナインにエールを送った。
(江尾 卓也)

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