高級車に目もくれず…存在感を増すヤクルト風張の“通勤風景”

[ 2019年3月17日 10:30 ]

ヤクルト風張
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 神宮球場脇のヤクルトのクラブハウスには国内外の高級車が所狭しとひしめき合う。練習や試合後にはクラブハウスから出た選手は駐車スペースへと向かうが、一目散に出口へと向かう選手がいる。中継ぎの風張蓮投手(26)だ。

 14年ドラフト2位で東農大北海道オホーツクから入団。プロ4年目の昨季は自己最多の53試合に登板し、初勝利を含む2勝を挙げた。今季の年俸も1800万円にアップしたが、いまだに電車通勤を続けている。「免許持ってないんです。取りにいくタイミングがなくて。車にそれほど興味も無いですし」。都内の自宅から電車を乗り継いで約30分。車内ではスマートフォンで「誰が書いているか分からないような」漫画を読みながら出勤する。「誰からも気付かれないですよ」。プロ野球選手と言えばセレブなイメージが強いが、およそ“らしからぬ”生活を送っている。

 そんな風張もマウンドで存在感を増してきた。13日のロッテ戦(ZOZOマリン)では9回に登板し三者凡退に抑え、16日の巨人戦(神宮)では5回1死から登板しゲレーロ、ビヤヌエバを連続三振に仕留めた。オフには筋力アップに務め、体重は1キロ増の94キロになった。筋量だけで1・5キロ増え、体脂肪率は1・5%減らした。体を正しく動かすトレーニングにも務め、その効果も現れてきている。もちろん狙うのは勝ちパターンに入ること。「そういう場面で名前が挙がるように頑張りたい」。ステップアップを目指しながら、きょうも風張はつり革をつかむ。(黒野 有仁)

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