原巨人、2軍が鬼の6連打!球団史上最速実戦で猛襲

[ 2019年2月4日 05:30 ]

巨人・春季キャンプ ( 2019年2月3日 )

原監督(左奥)が見つめる中、高田から3ランを放つ石川(撮影・西尾 大助)
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 巨人は3日、球団史上最速の実戦となる「1軍VS2軍」の紅白戦を行った。2軍は0―1の4回、4番・石川慎吾外野手(25)が19年の「チーム1号」となる逆転3ラン。下克上を掲げ、無死から6連打で一挙5点を奪った。若手のチーム内競争をあおる原辰徳監督(60)の狙い通り、火が付いた1軍ナインが猛追。7回特別ルールの試合は5―5で引き分けた。

 本塁後方の司令塔に座り戦況を見つめた。両軍の気持ちがプレーに出る。原監督は初めての光景に感心した。

 「紅白戦であの狂喜乱舞は見たことがない。なぜ僕たちが1軍じゃないんだ、というものがとても見えた」。若手で構成された1軍対2軍の紅白戦。アピールに燃える2軍ナインは下克上を狙った。

 0―1の4回無死一塁。将来のエース候補として期待される高田を猛襲した。立岡が中前打。続く石川は「(下克上の気持ちは)めちゃくちゃあった。勝負事なので、負けたくない」と、内角球を捉え、左中間席に逆転3ランを放った。自軍ベンチは三塁側だが、1軍の一塁側に大きく右手を突き上げる。大城、宇佐見、北村、村上とつながり、一挙5点に2軍が沸いた。

 球団史上最速の実戦。1月16日のコーチ会議で原監督が、当初の予定を変更して提案した。若手全員が意識し、オフにピッチを上げトレーニング。石川は「2月1日からバリバリ動けている」と効果を口にした。

 2軍が4回までに10安打。競争心は1軍に連鎖する。1―5の5回、吉川尚が左前適時打。6回に2安打3四球で同点に追いついた。最終回の7回。1死から岡本が右中間に二塁打。珍しく右手を上げる。サヨナラこそならなかったが「何とか1本出したかった。出れば何かが起こると思った」とシーズンさながらの緊張感だった。

 競争心をあおる指揮官の狙いは的中した。「非常に気持ちも技術もいろんなものが見えた」。5年ぶりV奪還へ大型補強も敢行したが、若手の台頭と現有戦力の融合は必須。前日のキャンプ2日目にはさっそく、2軍球場視察を行っていた。石川は2軍ながら青島神社の絵馬に「優勝、日本一、ビールかけ!」と記すほど、連帯感も強まっている。

 12日までの宮崎キャンプは同じ敷地内で行っているため1、2軍の振り分けは暫定的。日程的に困難だが、コーチ陣からは「もう1試合くらいやりたい」という声も上がったという。13日から沖縄に場所を移す1軍キャンプ絞り込みへの材料になった。 (神田 佑)

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