中日2年目・山本拓 実戦練習で1安打無失点 新球“縦スラ”テスト「変化の仕方は悪くない」

[ 2019年2月4日 19:06 ]

中日春季キャンプ ( 2019年2月4日 )

実戦練習に登板した山本拓実
Photo By スポニチ

 中日の山本拓実投手(19)が4日、沖縄・北谷での春季キャンプで実戦練習に登板。先頭・大野奨に左前打を許したものの後続を断ち、打者4人を1安打無失点に封じた。

 1メートル67と小柄な体格ながら投げっぷりが良く「リリースポイントの低いところからの直球が一番の武器」と語る。その直球を生かすため、オフは縦に落ちるスライダー、通称「縦スラ」の習得に勤しんだ。握りこそスライダーだが「フォークやスプリットと同じイメージで、直球と同じ軌道を目指している」という。

 この日は12球のうち2球、縦スラを投じたがいずれもワンバウンドと「引っかけてしまった」と反省。それでも「変化の仕方は悪くない。どれだけ直球と同じ腕の振りで投げられるか」とレベルアップを誓った。

 本来は2軍・読谷スタートだが、第1クールは与田監督をはじめ新首脳陣の戦力把握のため1軍練習に合流。「2年目なのでルーキーと違う。キャンプが終わる頃にまた(1軍に)呼ばれるように」と意気込んだ。

 チームでは根尾の秀才ぶりに注目が集まるが、山本拓も兵庫県屈指の進学校、市立西宮高出身。小さな体だけでなく頭脳も目一杯使い、1日も早い1軍昇格を目指す。

続きを表示

2019年2月4日のニュース