阪神マルテ、三塁は「得意のポジション」 大山と「4番・サード」争いも

[ 2019年2月4日 08:00 ]

阪神・春季キャンプ ( 2019年2月3日 )

シートノックで三塁を守るマルテ(右は大山)(撮影・大森・寛朗)
Photo By スポニチ

 サードもオレに任せろ!阪神の新助っ人マルテ(前エンゼルス)が3日、来日後初のシートノックで三塁に就き、軽快な守備を披露した。一塁手として獲得されたものの、もともとの本職は三塁。大山との「4番・サード」争いが起こる可能性も浮上した。

 「きょうはサードをやったけど、自分の得意のポジションだったからね。もちろん、ファーストもだけど、対応できるようにしっかりやっていきたい」

 今キャンプでも初となったシートノック。当然、まずは一塁に就くかと思いきや、ミットではなく内野手用のグラブをはめて三塁に向かった。1月29日の入団会見で「三塁手として育ってきた。その後に一塁をやったり、少し左翼も経験した」と話していた通り、実は慣れ親しんだポジション。本格的な守備練習は久々でも、無失策でこなして見せた。

 「一塁が多くなるかなともちろん思っているけど、やれるのなら三塁もやれた方がいい。三塁も(大山)ユウスケと決めたわけじゃないし」と矢野監督。この日の動きに「それなりにというか、ノックなんで実戦と差は出てくると思うけど。できたらオプションの一つとして」と起用の可能性を示唆した。

 第1クールを終え「しっかりシーズンに入れるように仕上げていきたい」と前を見据えたM砲。徐々に本来の姿を見せ始めた。 (山添 晴治)

続きを表示

2019年2月4日のニュース