キューバから亡命する必要なし 米大リーグが画期的な協定に合意

[ 2018年12月20日 10:23 ]

1999年のキューバ代表(AP)
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 米大リーグと選手組合は、キューバ野球連盟(FCB)との間で、キューバ人選手が亡命しないで北米の球団と契約できる内容の協定に合意した。キューバ連盟が19日に発表したもので、AP通信によれば今回の協定の有効期間は2021年10月31日まで。この期間、キューバ選手に対しては日本、韓国、台湾などから大リーグ入りする選手たちと同等の契約交渉が可能になる。

 合意は米国との3年にわたる交渉を通じて実現。これまで米国でのプレーを望むキューバ選手はいったん中米諸国などに亡命し、FA選手として大リーグ各球団と交渉していた。

 大リーグのロブ・マンフレッド・コミッショナーは「この合意によって、次の世代を担うキューバ選手が困難な状況に直面することなく自分たちの夢を追うことができると信じている」という声明を発表している。

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