FA人的補償の投手 移籍時の勝利数最多は工藤215勝、次いで内海133勝、セーブは馬原の180S

[ 2018年12月20日 20:04 ]

06年に門倉健投手のFA人的補償で巨人から横浜に移籍した工藤公康はすでに215勝を挙げていた
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 巨人は20日、FA権を行使して入団した炭谷銀仁朗捕手(31)の移籍に対する補償として、西武から内海哲也投手(36)を獲得するとの連絡があったと発表した。内海はプロ15年間で通算324試合に登板し133勝(101敗)をマーク。チームの6度のリーグ優勝、4度の日本一に貢献してきた実績を持つ。

 FA移籍に伴う人的補償では、これで投手18人が移籍。移籍が決定した時点での勝利数が最も多かったのは、06年の工藤公康(門倉健投手の補償で巨人→横浜)の215勝(129敗)、次いで今回の内海の133勝、11年の藤井秀悟(村田修一内野手の補償で巨人→DeNA)の70勝。セーブ数では、12年の馬原孝浩(寺原隼人投手の補償でソフトバンク→オリックス)の180セーブが最も多くなっている。

◇過去のFA移籍に伴う人的補償投手の移籍時の実績

95年・川辺忠義(河野博文投手の補償で巨人→日本ハム)1軍登板なし

01年・平松一宏(前田幸長投手の補償で巨人→中日)5勝2敗

02年・ユウキ(加藤伸一投手の補償で近鉄→オリックス)7勝6敗

06年・吉武真太郎(小久保裕紀内野手の補償でソフトバンク→巨人)28勝40敗5セーブ

06年・工藤公康(門倉健投手の補償で巨人→横浜)215勝129敗3セーブ

07年・岡本真也(和田一浩内野手の補償で中日→西武)32勝16敗2セーブ

11年・藤井秀悟投手(村田修一内野手の補償で巨人→DeNA)70勝69敗

12年・高宮和也投手(平野恵一内野手の補償でオリックス→阪神)3勝7敗

12年・馬原孝浩投手(寺原隼人投手の補償でソフトバンク→オリックス)21勝26敗180セーブ

13年・一岡竜司投手(大竹寛投手の補償で巨人→広島)0勝0敗

13年・藤岡好明投手(鶴岡慎也捕手の補償でソフトバンク→日本ハム)18勝15敗1セーブ

13年・中郷大樹投手(涌井秀章投手の補償でロッテ→西武)5勝4敗

16年・金田和之投手(糸井嘉男外野手の補償で阪神→オリックス)7勝1敗

16年・平良拳太郎投手(山口俊投手の補償で巨人→DeNA)0勝1敗

17年・尾仲祐哉投手(大和内野手の補償でDeNA→阪神)1勝1敗

17年・高木勇人投手(野上亮磨投手の補償で巨人→西武)15勝21敗

18年・内海哲也投手(炭谷銀仁朗捕手の補償で巨人→西武)133勝101敗

18年・竹安大知投手(西勇輝投手の補償で阪神→オリックス)1勝0敗

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