阪神・矢野監督 ドラ1近本「2番・中堅」構想 赤星のように03年V再現を

[ 2018年10月27日 05:30 ]

指名あいさつで矢野監督(左)とサイン入りのドラフトIDカードを手に笑顔をみせる近本(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の矢野燿大監督(49)が26日、ドラフト1位指名した大阪ガス・近本光司外野手(23)に対しリーグ優勝を果たした2003年当時の赤星憲広氏(スポニチ本紙評論家)に匹敵する活躍を理想とする「2番・中堅」構想を掲げた。

 指揮官は指名あいさつのため、兵庫県西宮市の同社グラウンドをスカウトらとともに訪れた。ともに希望に満ちあふれた笑顔での初対面で近本の第一印象を問われた矢野監督は「好青年」と称しガッチリと握手。その後、話は盛り上がり当初の予定時間を大幅に超え約40分間、熱く濃密な会話が展開された。

 「いろいろな話をした。大阪ガスさんでやっていたプレーと、僕がやりたい野球というのも似ている。どんどんアピールしてくれたらいいよ、ということは伝えました」

 監督就任会見で、攻撃で圧倒する「03年型」の野球を目指す考えを示している。2軍監督を務めた今季はチーム方針の「超積極的」を実践しウエスタン・リーグ新のチーム163盗塁を記録。打撃に加え機動力を駆使する「矢野野球」に近本は合致する。申し子の一人といっていい。

 「足はプロに行っても十分に通用すると思う。足を使えるというのは、チームにとっても、本人もそうやし、ファンにもすごい力になると思う」

 50メートル走5秒8の俊足を最大の武器とするドラフト1位とダブるのが、球団OBで新人から5年連続で盗塁王に輝いた赤星だ。「俺らのときも赤星1人だけいても、相手に対するプレッシャーだったり、タイガースファンの喜び方っていうのは凄かった」。

 近本への期待が高まると同時に、捕手目線の立場も踏まえて理想とする来季構想にも初めて言及した。

 「理想なんだけど、2番は左がいい、足が速いやつがいいのよ。そういう部分では合うなという気はする。キャッチャーをやっていたときに、2番でそういうやつが来たときには攻めにくいなというのがあった。だから、そういう選手になってくれたらなとは思う」

 現段階で打順も含めた来季の布陣はもちろん白紙の状態だが、2番は足の速い左打ちが理想とした。もちろん、近本をイメージしての発言だったことは想像に難くなく「(打順の)タイプ的には1、2番のように思う。(守備位置は)センターになると思う。新人王を目指してほしい」と続けた。

 18年ぶりのリーグ優勝を果たした03年は赤星が開幕から「2番・中堅」でシーズンのほとんどを戦い、機能した。あれから16年。矢野新監督も大きな期待を寄せる「新レッドスター候補」が矢野阪神に新風を吹き込む。(山本 浩之)

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