飛騨市沸く沸く!大阪桐蔭・根尾の出身地、成長見守った“我が子”が地元中日に

[ 2018年10月27日 10:15 ]

笑顔で会見する根尾(撮影・北條 貴史)
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 プロ野球ドラフト会議から一夜明けた26日、中日が1位で交渉権を獲得した大阪桐蔭・根尾昂内野手(18)の出身地、岐阜県飛騨市が沸いている。両親が僻地(へきち)医療を行う医師で、地域に見守られて育ってきた根尾。飛騨市民からは「我が子のような子が地元の球団に戻ってくる。こんなにうれしいことはありません」との声が上がっている。

 「1000人にも満たない地域からプロ野球選手が出る。夢と希望を与えてもらいました」。同市河合町にある根尾の実家の向かいに住む中畑広一さん(66)は、中日の指名に声を弾ませた。

 25日に開かれたドラフト会議のテレビ中継は、飛騨市民が100人規模のパブリックビューイングで見守っていた。都竹淳也市長は「(根尾は)飛騨市の宝物。地域として2重の喜びに沸いています。多くの方々が我が家のことのようにナゴヤドームに応援に行くことでしょう」とコメントした。

 根尾の両親は共に医師。僻地医療を担うため、97年に父・浩さん(52)が宮川町(旧宮川村)の診療所、母・実喜子さん(51)が河合町(旧河合村)の診療所に夫妻で派遣されてきた。河合診療所に隣接する医師用の住宅で生まれた根尾は、地域に見守られながら育った。65歳以上が40%以上となり、高齢・過疎化が進む村の中で、診療所の医師は頼みの綱。当時は保育園がなく、両親の仕事中は近所の60代の夫婦が根尾や兄、姉の子守をし、地域の住民が子育てのサポートをした。

 中畑さんは「僻地では診療所を維持するのが大きな課題。そんな中、二十数年もいていただいて、住民はみんな頼りにしています」と根尾の両親に感謝する。さらに「小さい頃から家族で早朝にジョギングしたり、暗くなるまでキャッチボールをしていた」という姿を見てきた根尾の活躍に、「大阪桐蔭高等学校野球部応援ツアー実行委員会」を結成して甲子園に何度も応援ツアーを組んだ。

 「中日に入団したら、甲子園より近くなりますからね。後援会をつくろうという話も出ています。今朝、もう中日のファンクラブに入ったという人を何人も聞いたよ」と地域を挙げて中日入りを歓迎。根尾の子守をした男性も「楽しみが増えた。長生きしないと」と話しているそうで、市民は早くも活躍を心待ちにしている。

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