中日ドラ1根尾 二刀竜あるぞ!野手一本を“撤回”「力になるのであれば」

[ 2018年10月27日 05:30 ]

与田監督(右)と握手する大阪桐蔭・根尾(撮影・北條 貴史)
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 可能性があるなら、挑戦する。中日から1位指名された大阪桐蔭・根尾昂内野手(18)は26日、大阪府大東市にある同校での指名あいさつを受け、ドラフト会議前日の24日にプロでは野手一本に絞る「脱二刀流」を宣言していたが、この日は改めて投手挑戦にも意欲を示した。

 根尾の顔にはプロ野球選手になる自覚がみなぎっていた。与田新監督から受け取った「交渉権獲得」のカードには指揮官の直筆で「一緒に戦いましょう」と記されていた。改めてチームに必要とされている実感が沸いた。

 「“チームの勝利のために何でもします”と言わせていただきました。ドラゴンズを優勝させる、自分の力でチームを底上げすることが使命。力を付けてチームの勝利に貢献したいです」

 今夏の甲子園大会でチームを2度目の春夏連覇に導いた中心選手。投げては最速150キロ、打っても高校通算32本塁打と強打の遊撃手であり、注目が集まるのはプロでの起用法だ。24日には「ショートでいきたい気持ちが強い」と脱二刀流を宣言していたが、この日、改めて投手への挑戦を聞かれると「(投手を)やることはゼロではない。力になれるのであれば、どんな形でもやりたい」と意欲を見せた。

 プロ球界で二刀流で成功を収めたのは大谷(現エンゼルス)だけで、中日には二刀流選手を育成するノウハウがない。根尾自身も大阪桐蔭では基本的に野手の練習メニューをこなし、必要な時だけブルペンで投球練習を行う調整法をとっていた。だからこそ「どうやって逆算してやられていたのか」と二刀流で成功した大谷の日本ハム時代の練習メニューにも興味を示した。

 二刀流に挑戦した場合、進む道が容易でないことも分かっている。「力、技術、体力とまだまだ高校生。今すぐ1軍となっても続かないと思います」。現在は筋肉を付けるために体重を増やし、走り込み中心の練習メニューを続けている。新人合同自主トレや春季キャンプが始まる数カ月先を見据え「土台をしっかりつくりたい」と気を引き締めた。

 野球センスの良さは4球団競合が物語っている。どんな道を選択するのか。根尾の未来は無限に広がっている。(徳原 麗奈)

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