九州出身、広島・大瀬良 鷹の“必勝パターン”崩す

[ 2018年10月27日 05:30 ]

キャッチボールで汗を流す大瀬良(撮影・椎名 航)
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 SMBC日本シリーズが27日にマツダスタジアムで開幕し、セ・リーグ3連覇の広島と、パ・リーグ2位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜いた昨年日本一のソフトバンクが対戦する。広島の第1戦先発は九州・長崎出身の大瀬良大地投手(27)。初回無失点を鍵に挙げ、対するソフトバンクの柳田悠岐外野手(30)は故郷広島での開戦に意気込んだ。

 力点は明白だ。大瀬良は「短期決戦では特に(初回が)大事になる。どんな形でもゼロで終えること」と言い切った。第1戦の予告先発。本拠地で、シリーズの火ぶたを切る第1球を投げ込む。

 巨人とのCSファイナルステージでも初戦に先発。6回1失点でチームを勝利に導き、3連勝でのCS突破に貢献した。初回を併殺を取るなど3人で終えたことでリズムをつかんだ。対するソフトバンクは初回に強い。CSの8試合中、5試合で初回に得点し、日本ハムとリーグ優勝の西武を打ち破った。

 リーグ最多の15勝を挙げた今季、公式戦で初回の被打率が・174。セの規定投球回以上の8投手の中で唯一2割未満に抑えた。初回失点も27試合の先発でわずか7点。無失点に切り抜けたのが22試合あった。その中で、唯一と言っていい苦い記憶が6月15日のソフトバンク戦だ。

 初回2死無走者から松田宣に四球を与え、柳田に左安打されたあとデスパイネに中越え3ランを浴びた。立ち上がりが響き、今季ワーストの4回7失点。きょう投げ合う千賀はその試合で11三振を奪うなど5回3安打無失点だった。まさに汚名返上の舞台になる。

 登板前日の姿は非の打ちどころのない「自然体」。「今のところ、別に高ぶる感情もない。シーズン中と同じです」と穏やかな笑顔を見せた。「一年間、一定の心境でやろうと決め、やってきた。シーズンと同じようにゲームをつくり、チームを勝ちに導く。それ以外はあまり考えていません」。普段通りの姿勢で試合に臨み、普段通りにチームが勝つ確率を上げる。それが思い描く仕事だ。

 初戦の次は中4日の第5戦か。「いろんな状況の中でやっていく覚悟はできています」。短期決戦でフル回転する覚悟だ。(桜井 克也)

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