大谷 メジャー1年目を総括「毎日楽しくできた」「まだまだうまくなれる」

[ 2018年10月1日 03:37 ]

ア・リーグ   エンゼルス―アスレチックス ( 2018年9月30日    アナハイム )

<エンゼルス・アスレチックス>試合前、笑顔で質問に答える大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が9月30日(日本時間10月1日)、今季最終戦の本拠地アスレチックス戦前にメジャー1年目を振り返る総括の記者会見を開き、日米メディアの質問に応じた。

 同戦は「3番・DH」でスタメン出場する。

 主な一問一答は以下の通り。

 ――チームとしてはプレーオフ進出を逃した。個人的に1年目を振り返って、何を一番学んだか

 「全体的に毎日楽しく野球ができたのが一番良かったかなとは思う。ポストシーズンに行けない悔しさももちろんあるんですけど、それはまた来年にぶつけられればいいんじゃないかなと思います」

 ――自分自身が一番成長したことは

 「毎日感じるのはやっぱり“まだまだうまくなれるな”というか、そういうところじゃないかなと思う。キャンプからやってきて、本当にそういうのを感じる日がすごく多い。日本にいた時よりも多いかなと思います」

 ――エンゼルスに入団して、1年間過ごして、やっぱりエンゼルスに決めて良かったなという思いはあるか

 「そうですね、試合を重ねる度にそうですし、毎日、毎日こうやって球場に来る度にやっぱり来て良かったなとは感じるので、それは今でもそう思ってます」

 ――野球、野球以外で米国の文化に一番驚いたことは何か

 「特に何も驚きはなかったですけど、感じると言ったらやっぱり野球になってしまう。自分の足りないところがすごくよく見えてくるんじゃないかなと思うので、そこじゃないかなと思います」

 ――バッターとして対戦して一番良かった投手と、投手として対戦して一番良かったと感じたバッターは

 「すごく難しいですけど、やっぱすごく印象に残っているのは(アストロズの)バーランダー投手。いろいろと僕も勉強になることもたくさんありました。(レッドソックスの)ベッツ選手には先頭バッターでホームランを打たれているので、そこもすごく印象に残っているかなと思います」

 ――今年1年ソーシア監督の下でプレーして、どういう印象だったか

 「常にジョークを交えてコミュニケーションも取ってくれますし、本当にこう、やりやすいように1年間やらえてもらえた。そこに関しては感謝しかないですし、楽しくこうやって毎日野球ができたのも監督のおかげかなと思ってます」

 ――自分の残した成績についてどう感じるか。打者として、投手としてどう思うか

 「特に他と比較するということはないので、今年1年間やってきて、単純に自分がやってこれた数字が残っているだけなので。そこに対して、良かったな悪かったなはあまりないですけど、ケガをしてしまった部分だとか、出られない試合があったりとか、そういうところでは悔しいところがあったかなと思います」

 ――メジャーでプレーした痛感したこと。投手として、打者として

 「それはキャンプからずっと通用しないところの方が多かったので、そこを一つでも多く埋めていけるようにそうやって、一日一日やってきた感じかなと思います」

 ――手術を控えた今の心境

 「まだあまりないですね。今日試合があるので、まずはそこで全力で頑張りたいなと思っています」

 ――来季に向けた思い

 「術後の進行にもよると思うので、まずはしっかり良い入りをしたいなと思っていますし。そこで頑張って何とか来年に良い流れをもっていけるように。あとポストシーズンにいけるように頑張りたいなと思います」

 ――何が一番印象に残っている

 「キャンプは全然、ダメでしたし。なかなか思うようにいかなかった。そこがやっぱり一番じゃないかなと。そこがあってシーズンを良いものにできたんじゃないかなと思います。そこがやっぱり一番、特に最初だったので印象に残っているかなと思います」

 大谷は今季ここまで打者で打率・286、22本塁打、61打点、10盗塁。投手としては4勝2敗、防御率3・31の成績を残している。

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