ソフトB リーグ2連覇ならず 工藤監督ナインに「この悔しさはCSで晴らす」

[ 2018年10月1日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1―9ロッテ ( 2018年9月30日    ヤフオクD )

<ソ・ロ>ロッテに敗れ優勝を逃した工藤監督はグラウンドに一礼しベンチを後にする(撮影・岡田 丈靖)
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 ロッテに完敗し、その時点で西武の優勝が決まった。試合後、ソフトバンク・工藤監督は選手たちをベンチ裏のサロンに集めた。

 「シーズンに関してはケガ人が多い中、ここまで頑張った。敗戦の責任は私にある。この悔しさはCSで晴らすしかない。みんなで力を合わせて頑張っていこう」

 今季135試合目で、連覇の夢が途切れた。チームが敗れての優勝決定だけは阻止したかったが、この日は投打にいいところがなかった。工藤監督は「ファンの人たちは1年間、心から応援してくれた。優勝できなかったことは心からおわびしたい」と謝罪した。

 今季は故障者が続出し、ベストメンバーで戦えなかった1年だが、西武との力の差を感じたシーズンでもあった。9月の直接対決では敵地で1勝5敗と苦杯をなめた。松田宣は「(優勝が)決まると悔しいのはある。特にメットライフドームでは雰囲気があった」と振り返った。

 優勝は逃したが、2年連続の日本一への道は残されている。残り8試合。まずは2位を死守し、本拠地ヤフオクドームでのCS開催が直近の目標になる。選手会長の柳田は「チーム一丸で、CSで頑張りたい」と切り替えた。この日は6回に二ゴロで打点を挙げ自己最多に並ぶ99打点をマークした。

 工藤監督は「CSを勝ち抜いて西武を倒して日本一になるんだと。みんなで一つになって、強い気持ちで臨んでいきたい」と、下克上を見据えた。

 ▼ソフトバンク・王貞治球団会長 (優勝を逃し)悔しいけど、しようがない。よく頑張ったけどね。CSのチャンスはあるんだから、チャンスは生かさないと。

 ▼ソフトバンク・達川ヘッドコーチ (西武には)完敗。ただ、CSの制度がある以上、やり返すチャンスはある。西武をやっつけるしかない。

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2018年10月1日のニュース