マエケン 6年連続PO進出貢献「行くと思っていなかった」も2球で料理 

[ 2018年10月1日 05:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース10―6ジャイアンツ ( 2018年9月29日    サンフランシスコ )

ドジャースの前田(AP)
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 161試合目を終えてのドジャースのシャンパンファイト。自身3年連続のプレーオフ進出が決まった前田は喜びを爆発…とはいかなかった。「去年、おととしとは喜びがちょっと違う。まだ最終順位も(プレーオフの)相手も決まっていないので」。それは、地区6連覇を目指すナインも同じ。歓喜の儀式は控えめに終わった。

 プレーオフ進出マジック1で迎えた一戦。1点を勝ち越した直後の8回、1死から出番が訪れた。「全然行くと思っていなかった。点が入って急きょ(予定が)変わったと思う。ちょっとビックリした」。それでも、マウンドでは落ち着いていた。前日も対戦した3番ロンゴリアはスライダーで捕ゴロ。4番のハンドリーは低めの直球で二飛と、わずか2球で役目を終えた。

 8月中旬からリリーフに配置転換。この日はナイター明けのデーゲームで連投となったが、順応性抜群の右腕は調整を苦にしている様子はない。「(ナイター後)食事をして普通にいつもと同じくらい寝ている。先発だと試合の始まる前からいろんな準備がありますけど、それを後ろにできるので難しくはない」と言い切る。

 チームは残り1試合でロッキーズと同率首位に。レギュラーシーズン最終戦でも決着がつかなければ、2日後のタイブレーク(優勝決定戦)にもつれ込む。「まさか、ここまで決まらない状況になると思っていなかった」と本音をのぞかせつつも「シーズン中、苦しいところがいっぱいあった。それがポストシーズンに生きればいい」と目を輝かせた。(サンフランシスコ・奥田 秀樹通信員)

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