さあ今季最終戦!大谷 新人王へ 最多弾23号で締める!

[ 2018年10月1日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス2―5アスレチックス ( 2018年9月29日    アナハイム )

<エンゼルス・アスレチックス>試合前、イベントに登場し笑顔で質問に答える大谷(中央)(撮影・会津 智海)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(24)が29日(日本時間30日)、アスレチックス戦で4打数無安打に終わった。4試合連続安打は止まったが、「Japan Day」と題したイベントではトークショーに出演し、日米約5000人のファンを喜ばせた。メジャー1年目も残り1試合。新人王の可能性を残し、30日(同10月1日午前4時7分開始)の同戦で自己最多となる23号アーチも期待される。

 首をひねり、大谷は珍しく下を向いた。6回1死一塁の3打席目。3ボール1ストライクで、右腕ケリーが投じた内角の89マイル(約143キロ)直球を見逃し、一塁へ歩き始めたが判定はストライク。続く外角のスライダーも、ストライク判定で見逃し三振に倒れた。

 試合前には「Japan Day」と題した特別イベントが初開催された。大谷はトークショーに参加。最も印象的な出来事について「開幕直後はやっぱり緊張していた。その中で良い結果を残したことはすごく印象に残っている」と明かし、「Japan Dayなので良い活躍ができるように頑張りたい」とこの日の爆発も誓った。ただ、3点を追う8回も左飛に倒れるなど5試合ぶりの4打数無安打に終わり、期待に応えられなかった。

 イベントのステージでは空手、和太鼓などのパフォーマンスが行われ、日本食の食品ブースも出店。メジャーリーガーの使用済みグッズを取り扱う「Art of the Game」も出店。大谷グッズは9月19日のアスレチックス戦で折れたバットが9500ドル(約108万3000円)。8月28日のロッキーズ戦で着用したユニホームは1万4995ドル(約170万9400円)で売り出され、大谷人気の高さをあらためて証明した。

 プレーオフ進出を逃したエ軍にとって30日(同10月1日)のアスレチックス戦が今季最終戦。二刀流で開幕し、右肘の内側側副じん帯の損傷は2度も判明した。10月上旬には右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受ける。

 「ケガもあったりいろいろあったけど、全体的にすごく楽しめた」。本塁打数は日本ハム時代の16年にマークした22本に並んでいる。日本選手としては01年イチロー(マリナーズ)以来となる新人王へ、最後に大谷らしい自己最多となるビッグアーチを見せてほしい。 (柳原 直之)

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