西武 松井稼頭央に来季2軍監督就任要請方針 全日程終了後に正式要請へ

[ 2018年10月1日 05:30 ]

パ・リーグ   西武1―4日本ハム ( 2018年9月30日    札幌D )

<日・西>胴上げされる松井
Photo By スポニチ

 今季限りで25年間の現役生活にピリオドを打つ西武・松井稼頭央外野手(42)に対し、球団が来季の2軍監督就任を要請する方針であることが30日、分かった。今季の全日程終了後に正式に要請するとみられる。松井は今季、テクニカルコーチを兼任。来季から本格的に指導者としての道をスタートさせることになる。

 10年ぶりのリーグV。27日に引退会見を行った松井は今後について「先のことは正直、考えていない。ただ、25年間ユニホームを着させていただいた。野球には携わっていきたい」と話している。次なる野球人生は2軍監督として若手と一緒に汗を流す日々が待っている。

 日米通算2703安打という実績はもちろん、日米の野球を長くプレーした経験、知識は何物にも代えがたい。加えて真面目で実直な人柄は選手にも慕われており、鈴木葉留彦球団本部長も「人柄も含めて誰もが認める存在。こちらとしては(来季も)お願いしたい」と何らかのポストを用意することを明言している。

 松井は今季、15年ぶりに古巣に復帰。将来の指導者候補としての意味合いもあり、来季も西武でユニホームを着るのは既定路線だった。現在の渡辺久信シニアディレクターも05年から3年間、2軍監督を務めて08年に1軍監督に昇格している。球団のレジェンドともいえる松井が同じ道筋を歩む可能性は高い。

 その前にCS、日本シリーズが待っている。「うれし涙は最後にとっておく」という松井は、悲願の日本一達成を仲間とともにつかみにいく。

続きを表示

この記事のフォト

2018年10月1日のニュース