メジャー球宴 ア・リーグが5年連続勝利 カノが決勝弾

[ 2017年7月12日 13:17 ]

大リーグ第88回オールスター戦   ア・リーグ2―1ナ・リーグ ( 2017年7月11日    マイアミ )

延長10回に決勝のソロ本塁打を放ったカノ (AP)
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 メジャーリーグの第88回オールスター戦は11日(日本時間12日)にマイアミのマーリンズ・パークで行われ、ア・リーグが延長戦の末、ナ・リーグを5年連続で下した。通算成績はこれで43勝43敗2分。昨年までは勝利リーグにワールドシリーズの本拠地開催権が与えられていたが、今大会からその規定は廃止された。

 両リーグの先発投手はア・リーグがセール(レッドソックス)、ナ・リーグはシャーザー(ナショナルズ)が指名され、セールは2回を投げて3安打2奪三振、シャーザーは1回を投げて1安打2奪三振の内容で、両投手ともに無失点でマウンドを後にした。

 その後、両リーグの打線は走者を出すものの、あと一本が出ず、試合は4回までスコアボードに「0」が並ぶ展開。しかし、5回に均衡が破れ、ア・リーグが1点を先制。2死からスクープ(オリオールズ)の左翼線二塁打で得点圏に走者を送ると、続くサノ(ツインズ)が右翼線にポトリと落ちる右前適時打を放った。

 だが、ナ・リーグは6回に反撃。直前の守備から途中出場のモリーナ(カージナルス)がア・リーグの5番手・サンタナ(ツインズ)から右越えソロを放ち、試合を1―1の振り出しに戻した。

 終盤は再び両リーグ無得点。試合は2008年以来となる延長戦に突入すると、10回にア・リーグはカノ(マリナーズ)に決勝の右越えソロ。ナ・リーグの9番手・デービス(カブス)が投じた甘い変化球を完ぺきに捉え、勝利を呼び込んだ。

 MVPはもちろんカノ。出場8回目で初受賞となった。なお、日本人選手としてただ一人選出されたレンジャーズのダルビッシュ投手は前半戦最後の試合に先発登板したため、出場を辞退した。

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2017年7月12日のニュース