ジャッジ 本塁打競争初出場初V ヤンキースの若き主砲が圧勝

[ 2017年7月12日 05:30 ]

第88回MLBオールスター戦 ( 2017年7月11日    マーリンズ・パーク )

米オールスター戦前日の本塁打競争を制したヤンキースのジャッジ(AP)
Photo By AP

 ア・リーグ最多得票で初出場のジャッジが本塁打競争を制した。両リーグトップの30本塁打をマークするパワーをいかんなく発揮。決勝で先に10本打ったサノに対し、持ち時間の半分近い約2分を残して11本に到達し優勝。飛距離でも出場8選手中、最長の約156メートルを記録した。「緊張はした。楽しんで自分にできることをやろうと思った」と穏やかな笑みを浮かべた。

 マイナー時代に松井秀喜氏からも指導を受けて昨季終盤にデビューしながら、27試合で打率・179、4本塁打だった。今季は66打点はリーグ2位、打率・329は同3位。球宴本戦でもア・リーグの3番に堂々と座る。

 ◆アーロン・ジャッジ 1992年4月26日、カリフォルニア州出身の25歳。カリフォルニア州立大フレズノから13年ドラフト1巡目、全体32位指名でヤンキースに入団。昨年8月13日のレイズ戦でメジャーデビューし、初打席初本塁打を放った。今季は定位置をつかみ4、5、6月と3カ月連続で月間最優秀新人に選出。2メートル01、128キロ。右投げ右打ち。今季年俸は54万4500ドル(約6200万円)。

 ▽本塁打競争ルール 1対1のトーナメント方式で各選手4分間での本数を競う。後攻の選手が、先攻選手の本塁打数を上回った場合には、そこで勝負が決まる。440フィート(約134メートル)以上の本塁打を2本打てば30秒のボーナスタイムが一度だけ加算される。本数が同じ場合は60秒の延長戦が行われ、それでも同数だと3スイングずつの再延長戦を繰り返す。

続きを表示

この記事のフォト

2017年7月12日のニュース