阪神・大山、プロ初二塁打で存在感「積極的に打ちに行った」

[ 2017年7月12日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神10―1中日 ( 2017年7月11日    倉敷 )

5回無死二・三塁、大山が左線に2点適時二塁打を放つ
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 2試合ぶりに先発出場した阪神のルーキー大山が、プロ初となる二塁打で2打点を挙げ、存在感を示した。

 「ここで追加点を取れたら、もっと試合を楽に運べると思い、2ボールから積極的に打ちに行きました。積極性は自分の持ち味ですし、いい結果につながってくれてよかった」

 4点リードの5回無死二、三塁の好機で巡ってきた第3打席。相手2番手・鈴木の内角高め142キロ直球を豪快に振り抜いた。いい角度で舞い上がった打球は左翼フェンスを直撃し2走者を本塁に迎え入れると、塁上で笑顔がはじけた。出場5試合ぶりの打点。この回一挙5得点を呼び、快勝劇の一翼を担った。この一撃には金本監督も「いいところで、いい打球を打ったね」と目尻を下げた。

 一方で、課題も残した。指揮官が「その後で、もう一本欲しかったけどね」と振り返ったように、8回1死満塁では遊ゴロ併殺という最悪の結果に終わった。加えて、8回からプロ入り後初めて就いた三塁守備でも9回に先頭・野本のゴロをファンブルし、プロ初失策も犯した。それでも、失敗を恐れていては何もできない。将来の和製大砲候補。失敗の分だけ、成長していけばいい。 (惟任 貴信)

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2017年7月12日のニュース