長嶋さんは一塁踏まなかった…マレーロ 史上20本目の“幻弾”

[ 2017年6月10日 10:10 ]

日本生命セ・パ交流戦   オリックス4―2中日 ( 2017年6月9日    京セラドーム )

<オ・中>5回無死一塁、中越えに逆転2ランを放ったと思われたマレーロだったが…
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 オリックスの新外国人クリス・マレーロ外野手(28)が中日戦の5回無死一塁で左中間スタンドへ逆転の来日1号2ランを放った…と思われたが、本塁を踏まなかったことで、三塁打とされ“幻の本塁打”となった。

 正式成立試合でフェンス越えの打球を放ちながら取り消された「幻の本塁打」は史上20本目、チームでは84年簑田(当時阪急=コールドで記録無効)に次ぎ2本目。うち、走塁ミスによるものは13本目になるが、本塁空過は81年ガードナー(広)以来2本目だ。また、マレーロは来日初アーチがフイ。プロ1号が幻は、76年行沢(日)以来41年ぶり2人目の不運になった。

 ▽長嶋茂雄のベース踏み忘れ 巨人1年目の58年9月19日の広島戦(後楽園)の5回、鵜狩から左中間へ28号ソロ。ダイヤモンドを一周してベンチに戻ろうとしたが、一塁ベースの内側10センチの土をそのまま蹴って回ったとして広島側がアピール。新しいボールが球審から投手―一塁手と渡り、アウト判定となった。

 ≪公認野球規則5・09b(走者アウト)≫

 次の場合、走者はアウトになる。

 (12)走者が本塁に走り込むか、または滑り込んだ際に、本塁に触れないで、しかも本塁に触れ直そうとしないときに、野手がボールを持って本塁に触れて、審判員にアピールした場合。

 同5・09c(アピールプレイ)次の場合、アピールがあれば、走者はアウトとなる。

 (4)走者が本塁に触れず、しかも本塁に触れ直そうとしないとき、本塁に触球された場合。

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