上原「いつ投げたか忘れた」…18回死闘はメジャー新両軍48三振

[ 2017年5月9日 05:30 ]

インターリーグ   カブス4―5ヤンキース ( 2017年5月7日    シカゴ )

<カブス・ヤンキース>延長12回から登板し、3者凡退に抑えた上原(AP)
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 死闘の果てに…。7日(日本時間8日)のカブス―ヤンキース戦はインターリーグ史上最長の延長18回までもつれ、試合時間6時間5分の末にヤ軍が5―4で勝って5連勝を飾った。両軍を合わせた48三振はメジャーリーグ記録。カ軍の上原浩治投手(42)ら登板15投手全員が三振を奪った。

 試合終了は日付が変わった午前1時13分。7回に流れる定番の曲「テーク・ミー・アウト・トゥ・ザ・ボールゲーム」は「2倍」の14回にも球場に鳴り響いた。最後はヤンキースが敵失に乗じて1死三塁として、野選で決勝点。5連勝で貯金を今季最多の11に伸ばしたジョー・ジラルディ監督は「クレージーな試合だ。とりあえず寝かせてくれ」と力なく笑った。

 4―1の9回に守護神チャプマンを投入したが、悪夢が待っていた。3安打で1点差。なお2死満塁からリゾに押し出し死球を与えて追いつかれ、今季13試合目で初のセーブ失敗となった。その後の9イニングは無失点。指揮官は「選手はよく頑張ってくれた」と称えた。

 死闘の中で両軍が積み上げたのは48個の三振。71年7月9日のエンゼルス―アスレチックス戦の43を塗り替えるメジャー記録となった。ヤ軍は22三振も、26奪三振も球団新記録。全7投手が2つ以上の三振を奪ったのはメジャー初だった。両軍の先発選手全員が三振を記録し、ヤ軍のヒックスとヘドリーが最多の4個。カブスは先発ローテーション投手のアリエッタ、ラッキー、ヘンドリックスを代打起用し、いずれも三振に終わった。

 カ軍の上原は4―4の12回に5番手で救援。1イニングを1奪三振の3者凡退に抑え「いつ投げたかも忘れたくらい、長い試合だった」と振り返った。本拠地でヤ軍に3連敗を喫して首位陥落。「流れ的には勝っておかないといけない試合。どう切り替えるか」と話した。(シカゴ・渡辺 剛太)

 ≪カブス本拠18回超え31年ぶり≫カブスの本拠地リグリー・フィールドで18回以上の試合は、86年9月2日の当時ナ・リーグ所属のアストロズ戦(18回)以来31年ぶり。ヤンキースが18回以上を戦うのは15年4月10日のレッドソックス戦(19回)以来で、18回以上戦っての白星は88年9月11日のタイガース戦(18回)以来、29年ぶりとなった。

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