大松サヨナラ弾「感無量です」自由契約から復活し歓喜

[ 2017年5月9日 22:15 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―2広島 ( 2017年5月9日    神宮 )

<ヤ・広>12回無死、大松がサヨナラ本塁打を放ち、真中監督と抱き合う
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 延長12回にサヨナラ弾を放ったヤクルトの大松。移籍後初、3年ぶりとなった一発で試合を決め「感無量ですね」と顔を紅潮させた。

 08年には24本塁打を記録し、通算81本塁打の長距離砲だが、昨季は右アキレス腱を断裂しロッテを自由契約に。今春のキャンプ中の入団テストを経てヤクルト入りした。

 右足の状態はまだ本調子ではないものの、代打を中心に開幕から出場。この日は延長12回に代打で打席に立ち、2ボール1ストライクから4球目の変化球をフルスイング。打球は高く上がり右翼席最前列に入った。

 スタンドインするかどうかぎりぎりの当たりだっただけに「頼むから入ってくれという感じ」だったという大松。自由契約になった昨秋の時点では「(この日のような光景を)想像できませんでしたが、いつかこういう日がくると信じてリハビリを続けてきましたので、本当にうれしいです」と笑顔を浮かべた。

 最後までスタンドから声援を送ってくれたファンへ向け「初めまして、ヤクルトスワローズの大松尚逸です。これからも熱い声援お願いします!」とあいさつし大声援を浴びた。

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