慶大・岩見 覚悟の2発!今秋ドラフト指名なければ野球「辞めます」

[ 2017年5月9日 05:30 ]

東京六大学野球第5週最終日   慶大4―8法大 ( 2017年5月8日    神宮 )

<法大・慶大>7回2死一塁、2打席連続となる2ランを放ち、ガッツポーズの慶大・岩見
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 法大―慶大の3回戦が行われ、法大が8―4で連勝。勝ち点2で5校が並ぶ大混戦となった。今秋ドラフト候補の慶大・岩見雅紀外野手(4年)が自身2度目の1試合2本塁打を放ち、今春は5本塁打。通算14本で歴代15位タイに浮上した。

 退路を断った男に気迫が満ちた。岩見は6回に内角低めの直球を左翼席へ運ぶと、7回は外角スライダーをバックスクリーン左へ叩き込む2ラン。「2本打っても勝ち点を落としたので」と笑顔はなかったが、5本塁打(1位)、12打点(1位タイ)と2部門で今季リーグトップに立った巨漢の大砲は「一打席一打席修正できている」と手応えを口にした。

 今後の進路についてプロからドラフト指名がなければ野球を辞める覚悟を口にした。「(大久保秀昭)監督から指名がなければどうするんだと言われましたが、“辞めます”と言いました」とプロ一本を宣言した。

 法大・田中彰が04年秋に記録したシーズン最多7本塁打まで、残り2カードで2本。5校が絡む激しい優勝争いを念頭に「全部打って、全部勝ったら最高」と力を込めた。 (東尾 洋樹)

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