巨人・菅野 初福井で連敗止めた 「球数出ないから」無心の120球熱投

[ 2016年8月31日 05:30 ]

<巨・ヤ>最後を締めた沢村(右)を迎える菅野

セ・リーグ 巨人5―2ヤクルト

(8月30日 福井)
 巨人・菅野に「120球」の感覚はなかった。東京ドームにはスクリーンに球数が表示されるが、福井県営球場にはない。「地方球場で球数が出ない分、気にしなかった」と、中盤からは無心で腕を振った。

 同点の4回1死二塁から、5回2死で山田を149キロ直球で空振り三振に斬るまで、圧巻の5者連続三振。5回からはわずか37球で3イニング連続3者凡退に抑えた。7回2失点で8勝目。エースが120球の熱投で、チームの連敗を5で止めた。

 「(中盤から)ギアを入れ直して、気合も入れ直しました」

 2―0の3回1死満塁から山田にスライダーを左前に運ばれ、同点に追いつかれた。この回32球で、3回までに61球。ここから、2つを意識で立て直した。「テンポと、ストレートを中心に」。それまで36%だった直球の割合を、4回は64%に増やした。5回、山田にはこの日最速タイの153キロを投げるなど、中盤以降に150キロ台を連発したが、疲労感は少なかった。「(球数)表示を見ていたら、もうちょっと疲れていたかもしれません」。チーム5年ぶり、自身初めての福井。通算8試合で6勝1敗の「地方球場」が味方した。

 5日の広島戦(マツダ)で左足親指のマメをつぶし、爪も剥がれた。負傷後初の中5日での力投。高橋監督は「期待している範囲内では最低限というか、もっともっといいピッチングができる」と言った。菅野も同じく考える。「7回で120球投げているようでは、話にならない」。プロ入りから4年連続の2桁まであと2勝だ。 (神田 佑)

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