広島 セパ史上最速CS進出決めた 今季61度目2桁安打でM12

[ 2016年8月31日 05:30 ]

<広・D>お立ち台でポーズを決める松山(左)と丸

セ・リーグ 広島8―2DeNA

(8月30日 マツダ)
 史上最速のCS進出だ!首位・広島は30日、DeNAに快勝し、3位以上が確定。2年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出が決まった。2回に松山竜平外野手(30)の8号2ランで先制すると、7回には打線が一挙5点と爆発。優勝マジックは1つ減って、12となった。この3連戦は唐辛子の刺しゅうが入った限定ユニホームを着用。25年ぶりのリーグ優勝へ、地元・広島の熱気もHOTだ。

 真っ赤に燃えるのは、何も太陽だけではない。鯉の軍団も、ファンも一緒に、真っ赤になって突き進む。今シーズン122試合のちょうど半分、61度目の2桁13安打。2回に右中間へ先制の8号2ランを放った松山が、大観衆の前で絶叫した。

 「少し詰まったけど思い切り振り抜いた打球が風に乗って入ってくれた。鹿児島のじいちゃんばあちゃん、今日もやったよ!」。マツダスタジアムで松山がお立ち台に上がった時のおなじみのフレーズにスタンドがドッと沸く。これで井納との対戦成績は通算50打数22安打の打率・440、2本塁打。お得意さま相手の快弾だった。

 残り21試合。昨季は10月7日の中日とのシーズン最終戦(マツダ)に敗れて逃したCSへの切符を、どこよりも早く手にした。8月中にCS進出を決めるのは史上最速だ。4番・新井が5打数無安打に終わっても、5~7番の3人で計5打点。6番・松山に負けじと、7回には7番・安部がダメ押しの6号2ランを放った。この回に一挙5点。1点リードで迎えた終盤に相手を突き放す。「6連戦の頭を取れて、いい流れでいける」と緒方監督。勝ち方が、強い。

 この3連戦限定の「真赤激(まっかげき)ユニホーム」。赤をベースに、チーム名や背番号、帽子のつばが鮮やかな緑で、左胸に唐辛子の刺しゅうが入ったものだ。今季のスローガンをモチーフにした「激辛戦闘服」で、選手はグラウンドで躍動した。今カードのチケットは3試合とも先週のうちに完売。告知ポスターには「しびれる夏に。」の文字が書かれていた。ファンは猛打に酔いしれるどころか、ビリビリとしびれたに違いない。

 松山は7回1死二塁の場面で三塁打を打てばサイクル安打だったが、結果は左邪飛。「僕の足じゃさすがにスリーベースは無理。狙ってないです」と話すと、真っ赤に染まったスタンドは爆笑に包まれた。ムードは最高。まるで25年ぶりのリーグ優勝の「前祝い」かのようなCS進出決定。マジック点灯後に初めて戻った本拠地で、その数を「12」にまで減らした。

 それでも、2安打2打点だった丸は言う。「(CS決定は)今、知ったくらい。その程度のこと。あまり先のことは見ずに戦っていきたい」。緒方監督も「感想なんてない。どこ見て戦ってると思っているんだ」と語気を強めた。目標は、あくまでリーグの頂点に立つこと。CS進出決定は、歓喜の瞬間を迎えるための前菜。メインディッシュは、その先にある。

 ≪14、15年ソフトバンクの9月6日更新≫広島のクリンチナンバーが0となり、両リーグのトップを切ってCS進出を決めた。チーム3度目のCSとなるが、過去の2度の決定順は13年がリーグ3番目(9月25日)、14年が2番目(9月26日)となっており、一番乗りは初めてだ。また、8月30日のCS進出決定は、14、15年ソフトバンクの9月6日を抜く最速になった。なお、この日の勝利で今季74勝目。84年にマークしたチーム最多記録の75勝に王手をかけた。

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