工藤監督正力賞 史上3人目、選手と指揮官でW受賞

[ 2015年11月20日 05:30 ]

正力賞選出の喜びを話す工藤監督

 今年のプロ野球の発展に貢献した監督、選手らに贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が19日、東京都内で行われ、就任1年目でソフトバンクを球団史上初の2年連続日本一に導いた工藤公康監督(52)が満場一致で選ばれた。賞金は500万円。工藤監督は秋季キャンプが行われている宮崎市内で記者会見し「名誉ある賞なので、頂けて本当にうれしい。選手が頑張ってくれたおかげ。感謝したい」と穏やかな表情で喜んだ。

 現役時代、西武に所属していた87年にも受賞している。選手、監督両方での受賞は、くしくもソフトバンクの王貞治球団会長、秋山幸二前監督に次いで3人目。「2人の仲間入りをさせていただいたが、未熟者なので日々精進していきたい」と気を引き締めた。

 既に視線は3年連続日本一を目指す来季へ向いている。セ・リーグ覇者のヤクルトを圧倒した日本シリーズを終えると、今月1日から早速、キャンプで指導開始。若手らに体幹トレーニングなどの課題を与え、戦力の底上げを図っている。

 「競争を激しくすることができれば、チームは強くなる。2年連続日本一をした瞬間から3年連続が目標になっているのは、選手全員が分かっていると思う」。初めての監督業となった今季は選手との対話を重要と考え「(出身の)投手の心理を考えながら采配してきた」というが「打者のことをもっと勉強したい」と貪欲だ。「色のないのが僕の色。(走攻守全てに)隙のない野球をやりたい」と真の常勝軍団へ妥協はない。

 ▽正力松太郎賞 日本のプロ野球の発展に大きな功績を残した故正力松太郎氏を記念し、1977年に制定された。プロ野球界に貢献した監督、コーチ、選手、審判員を対象に選考委員会が選出する。受賞者は日本一に輝いた監督が多く、最多は第1回を含めて4度選ばれた王貞治氏。

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