阪神 機動力で首位固めや!和田監督、出塁率UPを厳命

[ 2015年7月24日 09:55 ]

大和(左)を打撃指導する和田監督

 機動力で首位固め!阪神・和田豊監督(52)が24日からのDeNA3連戦を前に出塁率アップを厳命。その上で、足を使って相手バッテリーを揺さぶっていくプランを練った。

 「まずは塁に出ること。出塁率を上げていかないとね。盗塁の数というより、企図数を増やしていかないと。接戦になると、より効いてくる」

 ここまではDeNAに6勝7敗と1つの負け越し。昨年が16勝8敗と大きく勝ち越したことを思えば、星勘定的には誤算だ。数字的に目立つのが、昨年14盗塁で7つの失敗だったのに対し、今季は成功6の失敗5。盗塁を含む機動力でプレッシャーをかけられていないことが、要因の一つと言い切れる。

 「走るところになったからね。1番に戻ったというのは、そういうことだから」

 指揮官が期待するのは、鳥谷だ。6月21日のヤクルト戦で死球を受けた影響で、同28日から12試合は6、7番に降格していた。しかし12日の巨人戦から1番復帰を果たし、コンディションも徐々に回復。鳥谷も「まずはしっかり塁に出る。チャンスがあれば盗塁も狙いたい」と前を向く。

 21日の巨人戦から2番に戻った上本も、チームトップの14盗塁をマークしている。「(すべての面で)しっかりできるよう頑張ります」。求められる役割をきっちりと果たすべく決意を込めた。

 巨人戦に勝ち越しての勝率5割とムードは高まりつつある。1、2番でかき回し、主軸トリオで還す。前半戦はなかなか見られなかった攻撃パターンで、混セを抜け出したい。
(森田 尚忠)

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