県岐阜商・高橋“守護神”待機!「0に抑えるだけ」

[ 2015年7月24日 06:40 ]

県岐阜商の高橋(左)は準決勝の相手・斐太の新井主将と握手を交わす

第97回全国高校野球選手権岐阜大会

 今秋ドラフト1位候補の県岐阜商・高橋純平投手(3年)が24日の準決勝・斐太(ひだ)戦(長良川)で守護神として待機することが濃厚となった。2日の練習中に左太もも裏を負傷。21日の準々決勝で今夏初登板を果たしたが、まだ万全ではないため終盤の短いイニングに集中する。23日は岐阜大会の再抽選に主将として参加。決勝までの組み合わせが決まった。

 頂点への道筋ははっきりと見えてきた。準決勝以降の再抽選に主将として参加した高橋。予備抽選で4の札を引いた時点で運命に身を委ねるしかなかった。2年連続で大垣日大に敗れている鬼門のセミファイナル。その宿敵は先に岐阜城北との対戦が決まった。残った相手は斐太。純平は不退転の覚悟を示した。

 「準決勝と決勝で投げられるようにしたい。あと二つ。ここからステップして甲子園に突き進んでいく。(準決勝は)いけと言われれば、いく準備はできています」

 岐阜大会が開幕する2日前、7月2日の練習中に左太もも裏を負傷。肉離れと診断された。21日の準々決勝・中京戦でようやく今夏初登板。7回から2番手で救援に回った。1回2/3を被安打2の無失点で切り抜けたが、明らかに本調子を欠いた。「日々の回復を実感している」と登板後の現状を説明したが、投球時に負荷がかかる箇所だけに無理はできない。試合展開によるが、準決勝以降も登板は終盤の短いイニングに限られそうだ。前回の経験を踏まえ、守護神の心構えもできた。

 「継投になると、試合の流れが変わる。マウンドに上がることで、流れをもってこられるようにしたいです。任されたら、0に抑えるだけです。信頼がある中でマウンドに上がるわけなので」

 思えば、夏は試練の連続だった。1年生だった13年夏は大会直前の7月に左足甲を疲労骨折。ベンチで裏方役に徹した。「そこで夏の大会を勝つ知恵を得ました。最終学年でもそれを生かしたい」と話したように、今夏も3試合は仲間のサポートに回った。道具運び、声かけでチームの士気を高めてきた。出番が来るまで全力で仲間を後方支援するつもりだ。

 患部のケアに神経も配ってきた。入念にストレッチを行い、接骨院にも通った。酸素カプセルにも入った。栄養バランスを考えた食事を心掛けた。できることはすべてやってきた。「春の甲子園を味わわせてもらいましたが、夏は一度も味わっていない。最高のメンバーと(甲子園に)乗り込めたら。最後の夏にかける思いは強いです」。仲間に助けられてきた今夏。今度は純平が助ける番だ。(吉仲 博幸)

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