マー君、故障後初ブルペンで30球「思っていたより腕振れた」

[ 2015年5月14日 05:30 ]

故障後初めてブルペンでの投球練習を行った田中

 右手首の腱炎と右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしているヤンキースの田中が12日(日本時間13日)、DL入り後初めてブルペン投球を行った。故障が発覚する2日前の4月26日以来16日ぶりで、変化球を交えて30球を投げ「自分が思っていたより腕を振って投げられましたし、力を入れてしっかり投げられた」と予想以上の内容に充実感をにじませた。

 ノーワインドアップとセットポジションから、それぞれ15球。「自分の中でも最初なので、様子を見ながらという意識はあった」が、投球を重ねるうちに「自然と(腕が)振れた」という。決め球のスプリットも計6球投じた。ラリー・ロスチャイルド投手コーチは「とても力強かったし、全ての球種の制球が良かった。全てが予定通り」と太鼓判を押し、唯一のダメ出しは「(最近はやしている)口ひげが似合っていない」ということだった。

 「思ったより投げられているので(実戦が)近づいてきているのかな」と田中。今後の調整は翌日の状態を見てから決める方針だ。問題がなければ、もう一度ブルペン入りしてからマイナー戦に登板し、今月下旬のメジャー復帰を目指す。

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