大谷、球団タイ記録の開幕投手6戦6勝!「いいリズムできている」

[ 2015年5月14日 21:50 ]

<日・西>大谷(左)は増井からウイニングボールを受け取る

パ・リーグ 日本ハム2―1西武

(5月14日 札幌D)
 4月26日のオリックス戦で右ふくらはぎをつって降板した日本ハムの大谷が、14日の西武戦で先発復帰。8回1/3、5安打11奪三振1失点でハーラー単独トップに立つ開幕6連勝を飾った。

 大谷は初回、課題の立ち上がりを三者凡退に斬って取るとその後もプロ入り以来3勝負けなしと相性の良い西武を相手に凡打の山を築いた。投球のテンポもよく、3回には8球で3つのアウトを取ると、奪三振はすでにこの時点で5を数えた。

 中盤の4回、先頭の栗山に中前打を許してこの試合初めて走者を背負うが、後続を断ち、スコアボードには再び「0」が刻まれた。大谷の快投は続き、6回にはこの日最速となる159キロを計測。7回には再び8球でイニングを終わらせた。

 8回も先頭の森にこの試合4本目となる安打を許すが、4回同様に後続を切ると、その裏にハーミッダの2点適時三塁打が飛び出して待望の援護点。このまま今季2度目の完封勝利かと思われたが、9回1死から浅村に適時三塁打を許したところで降板。最後は増井のリリーフを仰いだ。

 ふくらはぎの不安を払しょくする投球を見せ、チームの4連敗を止めた大谷は「悔しい負け方をしていたので、1イニングでも多く投げたかった。久々に大野さんとバッテリーを組んだが、いいピッチングができた」とこの日の113球を振り返った。

 開幕投手の6戦6勝は79年の高橋直樹に並ぶ球団最多タイ記録となったが、「打線や守備に助けられている。いいリズムでここまできている」とチームメートに感謝する大谷。謙虚な3年目の右腕は「僕がきょう勝ったら、有原さんがあした勝ってくれると約束してくれた。きっと勝ってくれると思います」と次戦にプロ初先発するドラフト1位ルーキーにエールを送っていた。

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