キヨシ監督200勝!「やらせてくれた」おかげ!16年ぶり貯金8

[ 2015年5月14日 05:30 ]

<D・中>勝ち越し2ランを放った石川(右)を笑顔で出迎える中畑監督

セ・リーグ DeNA6―3中日

(5月13日 横浜)
 キヨシ感激、200勝!DeNAは13日、中日に6―3で逆転勝ち。同点の7回に石川雄洋内野手(28)が今季1号の右越え2ランを放った。この一発が決勝打となり、中畑清監督(61)は球団史上5人目となる監督通算200勝に到達。2位・巨人に2ゲーム差をつけて首位を走るチームは本拠地での連勝を9に伸ばし、1999年以来16年ぶりの貯金8とした。この強さ本物だぜ!

 節目の白星。就任4年目で球団史上5人目の200勝に到達した中畑監督は、ウイニングボールを大事そうにズボンにしまい、球場から引き揚げた。同点の7回に石川が今季1号の右越え決勝2ラン。2度リードされる苦しい展開をひっくり返して、99年以来16年ぶりの貯金8だ。指揮官は「先行されてもやってくれるムードがある。やっていて楽しいよ。200勝。大したことですよ。僕にとっては。(到達するまで監督を)やらせてくれたんだから」と振り返った。

 冗談交じりの口調だったが、半分は本音だ。監督就任1年目の12年に46勝85敗13分け。「正直100敗すると思った。勝てる雰囲気がなかったし、監督を長くやると思わなかった」。勝敗以前に闘志を前面に出さない選手たちの姿勢に歯がゆさを覚え、「チームが強くなるなら俺はいくら嫌われてもいい」と覚悟を決めた。就任2年目の13年5月24日。打撃不振のため先発を外れ、声を出さなかった石川に「不調だとふてくされてベンチにいる。そんな選手は許さないし、このままだとずっと使えない」と無期限の懲罰降格を下した。

 石川は「結果を出すしかない」と2軍で成績を残し6月上旬に1軍復帰。石川を突き動かしたのは勝利に貢献したいという思いだけだった。1軍出場した06年以降、一度もAクラスを経験したことがない。08~12年には5年連続最下位の屈辱を味わった。「大差のついた試合で守備位置に就いて思うんです。悔しいというより情けないって」と漏らすこともあった。

 12年から主将を任されたが、3年目の14年オフのファン感謝デーで中畑監督に主将交代の意思を伝えた。指揮官からは「タケ、これまでよく主将として頑張った。これからは感情を押し殺さず、自分のために暴れてくれ」とねぎらわれた。自分のプレーに集中する今季は不動の1番でリーグ6位の打率・297と打線を引っ張る。7回に田島から放った決勝弾は外角高めの直球を振り抜いた。「おめでとうございます!これからも頑張りましょう!」とお立ち台から指揮官にお祝いのメッセージを送った。

 「若いやつが多いですけどみんな一生懸命にやっている。負けないように僕らもやっていく。僕らに(余韻に浸る)暇はない。一戦一戦大事に戦っていくだけ」と石川が強調すれば、指揮官も一戦必勝を強調した。「日替わりヒーローが出てくるのがいいね。201勝、明日したいな」。悔しい思いをした分、これからも白星を積み重ねる。

 ≪球団5人目≫ DeNAの中畑監督が13日中日戦(横浜)で通算200勝を達成した。初勝利は12年4月1日阪神戦で記録。また、チームで監督200勝以上は別当薫監督の494勝を筆頭に5人目になる。なお、歴代監督の最多勝利は鶴岡一人監督の1773勝。現役監督では原監督(巨)の893勝が最多で、中畑監督は和田監督(神=219勝)に次ぎ5位につけている。

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