加藤コミッショナー「大変な失態」と反省も あらためて辞任否定

[ 2013年6月14日 16:22 ]

プロ野球の統一球問題で開かれた12球団代表者会議で、謝罪する日本野球機構の加藤良三コミッショナー(中央)。左は下田邦夫事務局長

 プロ野球の統一球を飛びやすく変更しながら公表しなかった問題で、加藤良三コミッショナー(71)らが14日、都内で会見。「ファン、選手、関係者に迷惑を掛けたことは大変な失態だった。反省している」と述べる一方、自身の責任問題については「野球を少しでも良くするような方向で考えている」とあらためて辞任を否定した。

 「ボールの透明性、情報の透明性を向上させて、開示していく」と話した加藤コミッショナー。事実を隠ぺいする意図はなかったなどと主張した12日の会見に続き、この日も「世間で言うところの不祥事ではない」と繰り返した。12球団関係者からは不満の声も挙がっているが、同コミッショナーは「最終的にすべきことは野球を強くしていく。国際的にも米国に匹敵するような野球にしていく」と話した。

 この日、各球団への事情説明などのため、12球団臨時代表者会議を開催。第三者機関を設置して問題を調査することを全会一致で決定した。加藤コミッショナーは「第三者の方に新しい視点で見つめてもらう」と設置の理由を説明した。

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