谷繁 代打で通算1000打点「チャンスで出してもらった」

[ 2013年6月14日 06:00 ]

<西・中>9回1死一、二塁、中日・谷繁は同点適時打を放ち、通算1000打点を達成

交流戦 中日4-3西武

(6月13日 西武D)
 難産だった1本は、これ以上ない場面で飛び出した。2―3の9回1死一、二塁。代打で登場した中日・谷繁がサファテの直球を鮮やかに中前に打ち返し、値千金の同点適時打。延長戦でのチームの逆転勝利を呼んだ一打は、史上40人目の通算1000打点となるメモリアル打だった。

 「代打は難しい。極論すれば打つか、やられるかだけだから。打席に入れば記録のことなんて頭にないし、打った瞬間に“そうだったな”って思ったぐらいですよ」

 淡々と振り返った大ベテランだが、5月26日の西武戦(ナゴヤドーム)で王手をかけてから、12試合ぶりの打点。この日も先発を外れたように、右肩痛などで体は満身創痍(そうい)だ。それでも、若い頃から変わらぬここぞの場面での集中力が、偉大な記録を達成させた。

 「チャンスで出してもらっての1000打点。大洋、横浜、中日で自分の前を打つ仲間がそれだけ自分にチャンスを回してくれた結果です」

 9日のソフトバンク戦(ナゴヤドーム)では7回に相手の振り逃げのボールをすぐに追わず、2者を生還させた。らしくない緩慢プレーで高木監督に「懲罰交代」させられた。誰よりも勝利に執着する42歳だけに報道陣に「もっと、オレを悪く書いてくれ」ともらすほど責任を感じていた。自身のバットで導いた一つの白星を、1000個の打点より喜んでいるに違いない。

 ≪プロ野球40人目≫谷繁(中)が西武戦の9回にサファテから適時安打を放ち、通算1000打点を達成した。プロ野球40人目。初打点は大洋時代の89年5月21日の阪神戦で池田から。主に捕手を務めた選手では野村(西=1988打点)、田淵(西=1135打点)、古田(ヤ=1009打点)に次ぎ4人目。通算2824試合目での達成は、07年立浪(中)の2398試合を上回る最も遅いペースで、42歳5カ月は09年山崎(楽)の40歳9カ月を超える最年長記録になった。

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