秋山ソフトB 最多4度目交流戦V!12球団トップ131得点

[ 2013年6月14日 06:00 ]

<ソ・ヤ>交流戦優勝を飾り、歓声に応えるソフトバンクナイン

交流戦 ソフトバンク11-4ヤクルト

(6月13日 ヤフオクD)
 プロ野球のセ・パ交流戦は13日、ソフトバンクが2年ぶりで交流戦最多4度目の優勝を果たした。ヤクルト戦で4番・松田宣浩内野手(30)が5安打3打点と打線をけん引し、11―4で大勝。通算成績を15勝6敗1分けとし、2試合を残して勝率1位が確定。優勝賞金5000万円を獲得した。ソフトバンクは12球団トップの131得点(13日現在)と打線が好調で、終盤に1分けを挟んで6連勝し、混戦を抜け出した。これでパ・リーグ首位のロッテにも1ゲーム差と肉薄した。

 午後9時35分、歓喜の瞬間は訪れた。楽天が広島に逆転負け。ヤフオクドームの一塁側ロッカールームに待機していた選手の雄叫びが上がった。プロ初の1試合5安打で取材を受けていた松田は「よっしゃー!」と叫び、仲間の輪に加わった。

 「ピンとこないです。パ・リーグが負けた方が良いと思っていたので、そっちの方がうれしい」。お立ち台の秋山監督はいつも通りの淡々とした受け答え。すると、ファンから「もっと喜べ!」とのヤジが飛び、スタンドがどっと沸いた。

 セの投手陣を打ちまくった。ソフトバンク本社のテレビCMのように「つながる打線」はこの日も爆発した。その中心は4番・松田だ。2―0の3回2死一、二塁で右中間に2点適時三塁打。2点差に追い上げられた直後の7回は無死一、二塁で左前適時打を放った。交流戦23打点は、オリックスのバルディリスを抜いてトップへ。長谷川、内川、松田で打率トップ3を独占する打線は22試合で131得点。24試合制の交流戦最多145得点(10年、オリックス)も視界に捉えた。

 勝負強いクリーンアップを生かしたのは、指揮官が採用した「交代制」の1、2番だ。1番・右翼は吉村と中村、2番・二塁は李杜軒(リートゥーシェン)、福元、本多の3人を併用。不動のレギュラーだった選手会長・本多にさえこだわらず、調子を優先させた。交流戦5試合目から1番で起用された6年目の中村は選球眼が良く、出塁率・447で21得点。李杜軒はこの試合で初回に先制2ランを放った。

 試合前のミーティングは2時間に及ぶこともある。初回から「相手をKO」「自軍の投手が危険球退場」など多くのシーンをシミュレーションするのが秋山流だ。対戦の少ないセ・リーグとの短期決戦を制し、就任5年目で3度目の頂点は口癖でもある「準備」を重んじてきたからだった。

 本拠地での交流戦優勝決定は初めて。選手はグラウンドを回って3万7977人のファンと喜びを分かち合い、トロフィーを手にした秋山監督は「リーグ戦の優勝もここでできればいいと思う」と約束した。気がつけば、パ・リーグの首位・ロッテとは1ゲーム差。交流戦の勢いに乗り、もう一つの頂点へ突き進む。

 ▼ソフトバンク・長谷川(交流戦の首位打者をキープ)もっと精度を高めて、内川さんと(リーグの)首位打者争いをできるように。

 ≪連敗からVは2チーム目≫ソフトバンクが11年以来2年ぶり4度目の交流戦優勝を決めた。今季は5月14、15日広島戦と開幕カードに連敗。交流戦開幕から2連敗したチームが逆転優勝したのは06年ロッテに次いで6年ぶり2チーム目になる。交流戦開始前はチーム打率が・251でリーグ最下位に低迷。それが交流戦は12球団トップの・293と上昇線を描いた。個人別では長谷川・422、内川・381、松田・359と1~3位を独占。また、この日は2桁の11点を挙げたが今交流戦での2桁得点は6試合あり全てヤフオクドームで記録。期間中同球場でのチーム打率は・343と本拠で打線が爆発した。

 ≪パが勝ち越し≫パが71勝55敗4分けとし、14試合を残し今季交流戦の勝ち越しを決めた。パの勝ち越しは4年連続8度目。なお、24試合制となった07年以降の最多勝利は、10年パの81勝だが、今季残り試合でどれだけ上積みできるか。

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