松井氏「責任が大きくなった」 長嶋氏気遣いながら喜び

[ 2013年5月5日 19:56 ]

国民栄誉賞の授与式を終え、記者会見する長嶋茂雄氏(左)と松井秀喜氏

松井秀喜氏国民栄誉賞受賞会見

 松井氏は長嶋氏を気遣いながら喜びを語った。

 ――受賞の気持ちは。

 「今後に対しての責任が大きくなった。身の引き締まる思い。人生の師匠と一緒にいただくのは申し訳ない気持ちもあるが、背中を追い掛け続けたい。その素晴らしいきっかけをいただいた」

 ――長嶋氏の受賞は。

「国民の誰よりも、僕がうれしく思っている」

 ――同じスーツだが。

「提案したのは僕の方だが、長嶋監督に選んでいただいた。素晴らしいスーツをつくっていただいた。一生大事にする」

 ――長嶋氏との思い出は。

 「毎日のように指導していただいた。一番印象に残っているのは1994年10月8日の試合で監督を胴上げできた瞬間。今でもつい最近のように思い出す」

 ――巨人のユニホームを着て始球式をした。

 「02年以来でいろいろなことが浮かび、胸がいっぱいになった。プレーしていたころの気持ちがよみがえった。始球式では長嶋監督が打つという殺気を感じていた。常にインハイを練習させられたので同じところに投げた」

 ――野球で学んだこと。

 「数え切れないくらいある。長嶋監督が『野球とは人生そのもの』という言葉を残したが、まさしくその通りだと思う」

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2013年5月5日のニュース