伊集院静氏 松井秀喜氏にひと言「すぐに働きなさい!」

[ 2013年5月5日 11:38 ]

5日、始球式に臨む松井氏

 松井秀喜氏(38)に対する傾倒ぶりが著書「ヒデキ君に教わったこと野球で学んだこと」などでも知られる直木賞作家の伊集院静氏(63)が5日放送されたテレビ朝日系報道番組「報道ステーション サンデー」で長嶋茂雄氏(77)と松井氏の国民栄誉賞受賞を祝福した。

 25歳の年齢差を超えて15年の付き合い。「松井に惚れている」という伊集院氏はやはりその著書「「MODESTY松井秀喜つつしみ深い生き方」の通りに松井氏の魅力は人への気遣いだと語る。

 中学2年時、友人の悪口を言った松井少年に父親がいさめて以来決して悪口を言ったことがないという松井氏に「悪口を言いたい時はないのかね?」と尋ねた際「山ほどあります」と答えたエピソードを披露。この時「いい青年だな、と思いました」としみじみ語り「芯があるんだな、軸があるんだな」と語った。

 バブル崩壊後、不況の20年を松井氏と、さらにその前の20年、高度成長期を長嶋茂雄氏とともに生きた日本人。「運命なんでしょね」としみじみと振り返り、最後は松井氏に「私の考えとしては、『すぐに働きなさい!』といいたいね」と訴えた。

 山口県出身の伊集院氏は高校当時、義兄が巨人軍の野球選手だった縁で長嶋氏本人に会った際「野球をやるなら立教に行きなさい」の一言で進学を決めたとも著書で語っている。

 

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2013年5月5日のニュース