“配給王”返上だ!成瀬が今季初完封

[ 2010年4月18日 06:00 ]

<ロ・オ>背後から夕日を浴びながら快投を続けた成瀬

 【ロッテ9-0オリックス】配給王は配球を変えて一発病から脱却した。開幕から4戦連続で被弾。12球団ワースト6本塁打を喫していたロッテ・成瀬が今季初完封した。

 「これまで簡単にストレートをホームランにされていたので、初球は変化球で入るとか、低めに投げることを意識しました。うまく変化球でかわせたと思います」
 初回、先頭・坂口に直球を中越え二塁打された。風速は3メートル前後だったが、中飛と思った打球の伸びを見て「きょうはライナー性の当たりが伸びる」とインプットした。
 これまでの6被弾はすべて直球を打たれている。コースを一つ間違えば長打になりやすいのが直球。リーグトップのチーム本塁打数を誇るオリックス打線相手に、スライダーとチェンジアップを低めに集めることを心掛けた。7回2/3を3失点だった9日の西武戦(千葉マリン)は129球中、直球が半分以上の69球。この日は108球中44球と約4割にとどめて変化球を多めに配した。
 打者33人に初球、変化球が21度。T―岡田には4打席とも変化球から入って勝負球も変化球という徹底ぶり。9回2死からもスライダーで空振り三振。9回2死から2ランを浴びて降板した2日(京セラドーム)のリベンジを果たした。
 開幕戦で2失点完投負けして以降4連勝でハーラートップ。千葉マリンでは10連勝だ。チームを今季2度目の5連勝に導いた左腕は「打者のしぐさで待っている球も分かったし、イメージ通りいった」。防御率1・96のエースに死角はなくなった。

 <もともとは被本塁打の少ない投手>成瀬(ロ)の今季試合別の被本塁打数を見ると2、1、2、1と前回まで計6本許したが、この日は初の一発なし。自身の4試合終了時の被本塁打合計を見ると06年から昨年まで1、0、2、0で、年間の自己ワーストも14本(昨年)と元来被本塁打が少ない投手。今季は一発病に陥ったがやっと本来の投球を取り戻した。

 ▼ロッテ的場(好リード&3打点)成瀬は直球も良かったけど、楽なカウントで直球は使おうと話し合った。ほとんど構えたコースに来てリードは楽でした。

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