1日遅れの背番「42」燃えた!打って走ってイチロー

[ 2010年4月18日 06:00 ]

タイガース戦の5回、ロペスの右犠飛で生還したマリナーズのイチロー。捕手レアード

 【マリナーズ11-3タイガース】マリナーズのイチロー外野手(36)が1日遅れの背番号「42」でハッスルした。16日(日本時間17日)のタイガース戦は2試合連続のマルチ安打となる2安打1打点1盗塁。5回には浅い飛球で本塁へタッチアップから生還し、足を絡めた攻撃で今季初の2ケタ得点を呼び込んだ。積極野球を掲げるチームの先頭に立つイチローの活躍でチームは今季初の3連勝をマークした。

【試合結果
イチロー特集


 今季初の2ケタ得点にもイチローに浮かれた様子はなかった。攻撃パターンが確立されてきたか、との問いに「そうだといいですね」とだけ語った。大差の中でも、チームの目指す方向性を自らのプレーで示した。
 打者一巡の猛攻となった5回。1死一、三塁からリードを7点に広げる中前適時打を放ち、さらに三塁に進んだ後だ。1死三塁から4番ロペスの打球は右翼への浅いライナー性の飛球。スタートが切りにくい打球だったが、果敢に本塁へ突っ込むと、最後は捕手のタッチをかいくぐるように左手でベースに触った。「あの展開ですから。ちょっとやってみてもいいかなという感じでした」。ワカマツ監督は今季、走塁を絡めた積極野球を掲げる。大勢に影響のない場面でも質の高いプレーで観衆を沸かせた。
 3回2死からの先制もイチローから。内角高め直球を詰まりながら左前へ運び、暴投と盗塁で三塁に進み、3番グティエレスの右中間三塁打で生還した。「あらかじめ(打つ方向を)決めるなんてほとんどない」と振り返るが、確かな打撃技術に足を絡め、攻撃のリズムを生み出した。
 試合前のクラブハウスには、バットを立て、左手で右肩をさわるイチロー独特のポーズに顔はグリフィーというおかしなバブルヘッド(首振り)人形が登場。球団が「イチロー人形」を600体発注したが、その中の3個が業者側のミスでグリフィーの顔とすり替わっていたのだ。「ちゃんと(箱に)サインしてもらったよ。ジュニア(グリフィー)のは僕がしました。いいですよね」とイチロー。3連勝で勝率5割復帰に王手をかけ、グラウンド内外で一体感が生まれてきた。

 <昨年は復帰戦で3085安打>「ジャッキー・ロビンソン・デー」となった15日に試合がなかったマ軍はこの日、全員が背番号42をつけてプレーした。イチローは42をつけた昨年4月15日のエンゼルス戦で、通算安打の日本タイ記録となる3085安打をマークした。胃潰瘍(かいよう)からの復帰初戦でもあったが「去年の出来事って何?あ、そうだったの?」と覚えていない様子だった。

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