巨人キラー誕生の予感…村中 12奪三振で2勝目

[ 2010年4月18日 16:51 ]

今季2勝目を挙げファンにサインボールを投げるヤクルト・村中

 【ヤクルト3―1巨人】ヤクルトの村中の126球目。1点差に迫られた八回、なお2死満塁で打者はラミレスだった。

 四球もちらつく不利なカウントからのフォークボール。前の3打席でかすらせもしなかった球種だった。疲労で落差を欠いたが、高めには投じず右飛に。自らの失策で広げたピンチを最少失点に切り抜けた。「気持ちで抑えようと思った」。左腕は精神面を強調したが、技術も際立っていた。
 序盤からフォークとともにスライダーの制球が抜群。カーブでの緩急も有効で、七回まで自己最多の12奪三振と強力打線を手玉に取った。「球速は出なかったが、スピードはいいかなと。制球を意識したのが良かった」
 初安打を許したのは七回2死。2年前の巨人戦では九回1死からの初安打から崩れたが「打たれてもいいぐらいの気持ちでいた」。負の記憶を断ち切るように、続く長野を遊ゴロに仕留めた。
 動じない精神力以外にも、変化球の制球力、自らのミスを補うしぶとさと随所に成長を示し、巨人戦は2連勝だ。22歳の左腕が“巨人キラー”誕生の予感を漂わせた。

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