自ら先発落ち申し出た金本「やろうとしたけど、駄目だった」

[ 2010年4月18日 20:31 ]

連続試合フルイニング出場のプロ野球記録が途切れた横浜戦の8回、代打で出場し二ゴロに倒れた阪神の金本知憲外野手

 【阪神8―4横浜】スコアボードにあるはずの名前がない。右肩痛と戦いながらも試合に出続けていた阪神の金本が自ら先発落ちを申し出たからだ。「これ以上出てもチームに迷惑を掛ける。あのスローイングでは…」

 17日の横浜戦では地面にたたきつけるような送球で失策を記録。影響があることは否定しようがない状況だった。この日も真弓監督らがトレーナーとも綿密に話し合い、メンバー表の交換直前まで出場の道を探った。指揮官は「チームの勝利のために記録が途切れてもいいと言ってくれた。何とか勝ちたかった」と主砲を思いやった。

 チームは事態を重く受け止めるように15安打で連敗を止めた。1点を追う八回に逆転の3ランを放ったブラゼルは「きょうは金本さんのために何としても勝ちたいと思っていた」と選手の思いを代弁した。

 先発こそ外れたものの、8回2死二塁から代打で出場。鳴りやまぬ「金本コール」の中、二ゴロで倒れた金本の背中には惜しみない拍手が送られた。

 「監督、(木戸)ヘッド(コーチ)が出ようって言ってくれたその気持ちがうれしかった」とかみしめるように話した。真弓監督は「気持ちの張りがなくなるのが怖いので、これからも元気を出してやってもらいたい」。指揮官の願いはチーム全体のものでもあるだろう。

 ▼阪神・金本知憲外野手の話 これ以上出てもチームに迷惑を掛ける。勝つための手段として僕は外れますと言った。最後の悪あがきでテーピングをして、やろうとしたけど、駄目だった。

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