新垣、馬原以上?九共大のMAX148キロ新人また合格

[ 2010年4月18日 12:16 ]

<福教大・九共大>7回無失点と好投し勝ち投手の九共大・大瀬良

 福岡六大学野球リーグは17日、北九州市の九共大野球場で第1週第3日の3試合を行い、九共大は開幕戦好投のルーキー、大瀬良大地(1年)が初先発。7回を無失点に抑え、福教大に6―0で連勝した。日経大は九産大に7―1で快勝。福工大も九工大を2―1で退け、ともに対戦成績を1勝1敗として、18日、同球場で勝ち点を懸け第3戦を行う。

 第2回テストも「合格」だった。大瀬良の初先発は7回を5安打8奪三振、1死球で無失点。残り2カードが第3戦にもつれる中、早々に勝ち点1を確保した。
 中2日の登板に、序盤はやや球が荒れた。変化球がたびたびショートバウンドし、2点追加直後の2回には2死二、三塁のピンチを背負う。だが「走者をためてもうちのバックはうまい」と三振を狙わず、確実に打たせて取る投球に切り替えた。自己最速の148キロを出した開幕戦は球速を追うあまり力みが出たが、この日は「球の切れを意識した」と最速は146キロ。5回の予定を7回まで引っ張った仲里監督は「序盤は消化不良だったが、修正能力がある」とうなずいた。
 昨夏は長崎日大エースとして県大会でセンバツV腕の清峰・今村(広島)に投げ勝ち、甲子園で花巻東・雄星(西武)と投げ合い散った。
 プロ注目腕と互角以上に渡り合い、各球団スカウトから熱視線を浴びた逸材だが、プロ志望届は出さずに大学へ進学。デビュー戦の好投は「周りの期待を感じて、ヤル気になった」という。期待を重圧ではなく自信と受け止める強心臓を、仲里監督は「新垣(ソフトバンク)は運に恵まれないところがあったし、馬原(同)も1年から屋台骨は背負えなかったが、大瀬良は周りにエネルギーを与える星を持っている」と評する。
 背番号「18」は2年生左腕・川満がつけるものの、新人右腕も開幕2戦ですでに不可欠の軸だ。大瀬良は「リーグ戦は長期戦。その中で期待に応えたい」。底知れぬ18歳の潜在能力を力に九共大が2季ぶりV奪回へ走り始めた。

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