【阪神・岡田監督語録】5月18勝「全然、できすぎですよ」好調Gを撃退し「勢いだけじゃ勝たれへんで」

[ 2023年5月28日 18:52 ]

セ・リーグ   阪神4―1巨人 ( 2023年5月28日    甲子園 )

<神・巨>才木(左)と笑顔でハイタッチをかわす岡田監督(撮影・北條 貴史)
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 阪神は同点で向かえた7回にノイジー、大山に適時打が出て、勝ち越しに成功。才木は8回途中1失点で3勝目を挙げた。8連勝、貯金17の首位で交流戦前の試合を終え、岡田監督の舌も滑らかだった。

 ―今シーズン初の8連勝を挙げた。
「そうですね」

 ―どんな感じで試合を見ていたか?
 「いや、才木。前回も良かったんで。安心して見てましたけど。はい。今日は」 

 ―才木は8回途中1失点、10奪三振。
 「そうですね。あの、またちょっと、なかなか点が取れなかったんですけど。まあ、きょうはうまく、久々に出てきたミエセスがホームランを打って。(才木は)まあ、そうですね。ちょっとね。三振を取るから球数が多くなるんで。それは仕方ないんですけど。きょうなんかは完封をしてほしかったけど。あの1点(秋広のソロ)はちょっと余分やったですね」

 ―ミエセスは複数安打でホームランも大きかったですね。
 「まあ(松井は)オープン戦で(対戦が)、あったんですけど。まあ、最後のほうに投げたピッチャーだったんですけど。ミエセスは1回、当たって、サードにスライダーをいい感じで打っていたんで。昨日からミエセスは(スタメンと)決めていたんですけどね」

 ―同点に追いつかれたあと、ノイジー、大山も続きましたが。
 「いやいや、(才木は)続投させる予定だったんですけど、才木もね、“行きたい”ということで一致したんで。まあ、木浪に絶対に塁に出ろ、と言ったら出たんで。まあ、あれは1死二塁になってね。また1、2番でね、そういう形を作りたかったんで、まあ、むこうのミスもあったんですけど、いい形で点が入ったと思いますね」

 ―連勝の中で、上位、中軸、下位としっかりつながって得点をしている。
 「クリーンアップも最後にやっとね。5番バッターだけ打たないけど。まあ、1人ぐらいはいいかな」

 ―湯浅が試合を締めた。
 「いや、岩崎もまたブルペンで見なかったし。3点あったんでね。今日の方が、ヒットは打たれたけど、ボールの感じは良かったと思うし、連投はしてないですけど、1日空くので、どんどん投げることによって、自分の1番良いときの感覚が戻ってくると思うので、湯浅はこれからどんどん投げさせたいと思いますね」

 ―8連勝で5月の成績は18勝4敗。
 「いやこれは全然できすぎ、できすぎですよ。4月の貯金3つも上出来だなと思ったんですけど。先発も頑張る、打線もうまく点が取れる、うまくかみ合っているのがこういう結果になっているんじゃないですかね」

 ―良い形で交流戦に向かえる。
 「あんまり対戦がない(チームとの)交流戦ですけど、だから、自分たちの野球をするというか、基本でね、相手のデータもあまりないと思うので、きっちりとした野球をやっていけばいいと思いますね。

 <ペン取材>

 ―才木は球数か。
 「そうやなあ。球数(122球)は最高らしいけど、今までで。もう1人(投げさせる手)もあったけど、まあそんなに」

 ―最後は本人も投げたそうだった。
 「もう十分や、そんなもん。まあスリーアウトでベンチ帰るよりも、あの形の方がみんな見てくれるで。しっかりと見てくれてるよ。そういうもんや、だからな。スリーアウトやったら(スタンドは)バーって言うてるだけやけど。あそこやったら、みんな見てくれてるで、拍手して」

 ―同じ7回でも昨日の大竹は代打。今日は続投させた。
 「いやいや、あのホームランはなあ。左にあそこでホームランはちょっと予定外やったけどなあ。だから、まあ、当然、(才木は)完投能力もあるし、別に疲れてたいうわけでもないから。ちょうど100ぐらいやったんかなあ。オレも当然行かすつもりで木浪に絶対出ろって言ったんだけど、1回本人に聞いてみてって言ったら、もう行かしてくださいだったから。だからそれやったら当然ね、木浪がうまいこと塁出たからね」

 ―この3連戦は7回に集中打が出てる。接戦でも勝てるという自信につながってるか。
 「いやいや、やっぱりピッチャーが代わって、あれよ。だってブルペンピッチャーばっかりやもんな、点を奪ってるのは。まあ、昨日はな。でも、最初の1点はあれ(先発から)やったけど、追加点とかはやっぱなあ。そのへんでやっぱり、先発も疲れてくる、ブルペン陣も勝ちパターンでそんないいピッチャーは、7回にはいけないとかな。いろいろ。だから7回ってそういうふうに何か起きるんじゃないかなあ」

 ―ノイジー、大山とクリーンアップできっちり。
 「うん。そうそうそう。ランナーいなかったら、しょうもないバッティングするけどなあ。まあ、でもノイジーは打たんでも、最後に打つやろ。最後の打席で打つよなあ。で、その時、ランナーいてる時になあ」

 ―大山も
 「そうやなあ。久しぶりやないか、ランナーがたまってる場面は。昨日、一昨日は、1、2番があんまり出んかったからな」

 ―巨人も3カード連続勝ち越しで勢いよく甲子園に乗り込んできた。
 「まあ、勢いだけじゃ勝たれへんで(笑い)。勢いが良くて勝つんじゃないわ。いやいや、きっちりと自分らの野球ができてるいうことちゃう?先発がここまで頑張ってっていうかな。だから、バントとか決める時は決めたり。普通のセオリー通りに、そんな奇襲なんかしてないわけだから。当たり前のことを当たり前にできてるっていうことやろな」

 ―9回の併殺を喜んでいた。
 「ああ、やっぱ大きいよなあ。左バッターでなあ、あの高いバウンドでゲッツー取れるのは大きいよ」

 ―二遊間の成長を感じる。
 「そうやなあ。あんまり、ゲッツー崩れないからな、今年はね」

 ―湯浅はこの位置で
 「いや、まだわからん、まだ。まだまだ、本調子やないよ。本調子になればな、後ろにやってもいいけど。まあ、岩崎もちょっと休めたからな。そら、岩崎のほうが調子ええよ」

 ―岩崎は今日は使う予定は?
 「いや、もうなかった」

 ―最初から
 「昨日、今日もう、休みやというといた。湯浅はな、今日はちょっと1日空いたから。ちょっと湯浅はまずもって、投げなあかんわ。投げてもっと良くなると思うけどな。投げていくことによってな」

 ―交流戦にいい形では入れる。このままの勢いで?
 「そらもう、普通の流れで。まあ、ちょっとDHとかなるからな、おーん」

 ―DH候補も多い
 「いや、そうでもないよ。2人しかいないやん。勝手に人数つくんなよ(笑い)」

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