中日・村松 大豊以来!34年ぶりの球団新人サヨナラ打 2度リクエストも“Wセーフ”3度うれしい初劇勝

[ 2023年5月28日 06:30 ]

セ・リーグ   中日3―2DeNA ( 2023年5月27日    バンテリンD )

<中・D>9回、村松はサヨナラ適時打を放ち、リクエスト前に水を掛けられ笑顔をみせる(撮影・椎名 航)
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 中日が1勝で3度の歓喜に沸いた。2―2の9回2死二塁、村松が一塁内野安打を放った間に、二塁走者・伊藤が相手守備の隙を突いてサヨナラ生還。ウオーターシャワーで、びしょぬれになった2人を中心に大喜びのナイン。立浪監督も「リクエストのおかげで、みんなベンチで3回騒いでいましたね」と満面の笑みを浮かべた。

 指揮官が振り返ったのは、DeNA・三浦監督が異例のダブルリクエストを要求した劇的ラストだ。まずは一塁の判定について。場内ビジョンに村松の右足が三嶋のベースカバーより先に塁を踏む場面が映し出されて、再び“勝ちどき”。立て続けに、伊藤の本塁タッチプレーもリプレー検証されたが、こちらもセーフ。1勝で3度うれしい今季初のサヨナラ勝ちで同2カード連続勝ち越しを決めた。

 劇打を放った村松は「完璧な一ゴロですが、内野安打でも安打は安打。足でアピールできて良かった。こういう経験を何回もしたい」。球団新人のサヨナラ打は89年大豊泰昭がサヨナラ本塁打を放って以来34年ぶりの快挙だった。

 今季2度目の3連勝で、5位・ヤクルトに0・5ゲーム差に迫った。「渋い決まり方でしたけど、こういった勢いも大事にしていきたい」と立浪監督。最下位脱出へ、兆しが見え始めた。(湯澤 涼)

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