ミットをベースの真ん中に構える藤浪“女房役”ランゲリアーズ 狙い通りアルテューベを見逃し三振

[ 2023年5月28日 09:43 ]

アスレチックスの藤浪(AP)
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 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(29)が27日(日本時間28日)のアストロズ戦で9回に6番手として登板、1回を無安打無失点1奪三振だった。

 先頭のコリー・ジュルクスを三ゴロ、続くマーティン・マルドナドを右飛に打ち取った後は、17年のア・リーグMVPホセ・アルテューベが相手。100・5マイル、100・9マイルの直球で追い込み、最後は2-2から93・3マイルのスプリットで見逃し三振だった。

 試合を実況するNBCスポーツ・カリフォルニアのダラス・ブレイデン解説者は、「今朝、デビッド・フォースト編成本部長が『フジはブルペンからの登板に落ち着いて臨めるようになってきたようだ』と話していた」と紹介。そして初球から速い球に積極的に振ってくるアルテューベに100マイル(160.9キロ)の直球で真っ向勝負を挑み、追い込んだことについて「フジに1イニング、2イニングを投げさせるのは理想的。この直球を最大限に生かし、すばらしいスプリットもある」と編成本部長の見方に同意。その上でシェイ・ランゲリアーズ捕手のアジャストにも着目した。

 「ランゲリアーズはミットをベースの真ん中に構えていて、どちらか一方に寄ったりはしていない。これはフジにホームプレートの幅17インチ(約43・18センチ)を狙って投げろということだと思う。ストライクゾーンに自信のある球を投げて行けば、結果は付いてくる」。言葉通り、最後はスプリットで強打者アルテューベを見逃し三振に仕留めている。

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