KMGホールディングス　6年ぶり本戦へ快勝発進　ルーキー大暴れ！峯が先制2点打「俺が決めてやると」

スポニチ後援・第94回都市対抗野球九州地区予選第1日   KMGホールディングス4―0日本製鉄九州大分 （ 2023年5月27日    宮崎市・アイビースタジアムほか ）

＜日本製鉄九州大分・KMGホールディングス＞2回、右中間に先制の適時三塁打を放ち、三塁ベースで雄叫びを挙げるKMG・峯
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　本大会の代表2枠を争う地区予選が開幕、第1代表決定トーナメント1回戦4試合が行われた。KMGホールディングス（福岡市）は2回、1番打者のルーキー、峯圭汰（22＝日大）が先制の2点適時三塁打を決め、4―0で日本製鉄九州大分（大分市）を下した。ビッグ開発ベースボールクラブ（那覇市）は九州地区予選初出場の新海屋（延岡市）を12―2（7回コールド）で破った。

　KMGのルーキー・峯が胸を張った。「俺が決めてやるという強い気持ちだった」。0―0で迎えた2回2死二、三塁。直球を右中間に運んで走者2人を迎え入れ、自らも激走して頭から三塁ベースに滑り込むと「思わず声が出ました」。2度、3度とほえた。

　福岡県出身。筑紫野南中から長崎創成館高に進み17年明治神宮大会準優勝、18年センバツ8強、同夏の甲子園出場に貢献。U―18アジア選手権代表にも選出された峯をはじめ8人の即戦力新人を迎えたチームは世代交代が進む。この日1～4番の峯、重田、福光、仁木は全員新人。初回には重田と仁木が安打してチャンスをつくり、2回は峯が長打でチームを引っ張った。

　投げては経験豊富な6年目の本田が先発。2回に1死満塁のピンチを招くと元南海、ダイエー、オリックスなどで活躍した加藤伸一監督は「早めの交代は想定通り」と3年目、飯村にスイッチ。151キロを記録した剛速球右腕が零封リレーを完成させた。「悪いクセだったエラーも四球がらみの失点もなく、いい試合ができた。うちはこうやって一試合一試合勝っていくだけ」と加藤監督。6年ぶりの都市対抗出場へKMGが好発進を決めた。（中島　泉）