負傷者続出も…オリは好守の要が“森”上げる 5連勝呼ぶ先制2ラン&トドメ打で全3打点

[ 2023年5月28日 06:00 ]

パ・リーグ   オリックス3―0西武 ( 2023年5月27日    ベルーナD )

<西・オ>初回、2ランを放つ森(撮影・白鳥 佳樹)
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 満員御礼のベルーナドームで、違うユニホーム姿でヒーローとなった。オリックス・森が初回2死三塁、昨季までバッテリーを組んだ高橋の152キロ直球を見事に振り抜き、右越え6号先制2ラン。移籍後初めて古巣で決勝打を放った。

 「自分もある程度、駆け引きをしていますし、向こうも首を振りながら“首を振ったら何が来るんやろ?”というのもありながら。ライオンズのエースですし、打ち崩せば流れは来るというのもあるので、より緊張感を持ちながら、打席には立っています」

 9回1死一塁でも左翼線適時二塁打しチームの全打点をマーク。今季早くも4度目の対戦で、過去3戦は抑えられていた右腕に初黒星を付けた。DHでの出場では、これが今季初本塁打。味方の守備中のベンチでは「今日は、ほぼほぼ座らずにずっと立って、なるべく守備に就いているような感覚で」と工夫し、自分のリズムで打席に入った。

 右足にファウルを受けた影響で10日に出場選手登録を抹消。2軍調整中には奈良県桜井市の「大神(おおみわ)神社」を友人と参拝した。「初めて行きました。“気”も良かったですし、水がすごい良かった。水を売っていましたし、流れている水が有名と聞いて」。パワースポットで英気を養い、1軍復帰後も活躍が続く。

 試合前に守護神の平野佳が腰痛で登録を外れ、26日の守備中に右膝を痛めた宗も大事を取って欠場。負傷者が相次ぐ中での零封勝ちで、今季最長の5連勝だ。「明日(28日)、交流戦前のラストを勝って、いい雰囲気で交流戦にいきたい」。新天地でも攻守の要としての存在感が増している。(山添 晴治)

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