エンゼルス、170キロ右腕メジャー昇格へ 元ソフトBムーアは負傷者リスト入り

[ 2023年5月28日 16:13 ]

インターリーグ   エンゼルス5―8マーリンズ ( 2023年5月27日    アナハイム )

フィル・ネビン監督
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 エンゼルスは27日(日本時間28日)、本拠地アナハイムでマーリンズ戦と対戦したが、延長10回にまさかのミスを連発して敗れた。

 4―4の同点で延長戦に入ったが、10回1死一、二塁の守備で、左中間の飛球を左翼のモニアックが落下点に入りながら落球。記録は二塁打となったが、まさかのミスで勝ち越し点を許した。さらに1死満塁からの投ゴロを本塁、一塁と転送して併殺かと思われたが、捕手のサイスが本塁ベースを踏み損ねており、マ軍がチャレンジした結果、本塁の判定がセーフに。この後、さらに適時打を許してリードを4点に広げられて、その裏に1点を返したものの5―8で敗戦した。

 試合後、フィル・ネビン監督は、「ムーアは腹筋を痛めて負傷者リスト入りする。そして、ベン・ジョイスが明日、ここに来る予定」と話し、元ソフトバンクの救援左腕ムーアが負傷者リスト(IL)入りし、代わって右腕のベン・ジョイス投手(22)がメジャー初昇格させる方針を明かした。ムーアはここまで22試合に登板し3勝1敗、防御率1・44と安定した成績を残していた。一方、ジョイスは、テネシー大に所属していた22年に、大学野球史上最速の105・5マイル(約169・8キロ)を記録したとして話題になっていた。昨夏のドラフトで、エンゼルスから3巡目(全体89番目)で指名されたジョイスは、今季2Aで14試合に投げ0勝1敗4セーブ、防御率4・60。

 大谷翔平投手(28)は「3番・投手兼DH」の二刀流で今季11度目の先発登板し、6回まで毎回の10奪三振、6安打2失点の力投を見せ、6勝目の権利を持って降板したが、救援投手が打たれて勝敗はつかなかった。防御率は2・91、今季奪三振は「90」となり、ガウスマン(ブルージェイズ)の89奪三振を抜いてリーグトップとなった。打っては4打数無安打1四球だった。これで大谷の通算の打撃成績は、51試合で197打数53安打、12本塁打、33打点、打率・269、6盗塁、投手成績は11試合で5勝1敗、防御率2・91となった。

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