広島・龍馬 森下へ贈るV打 「何としても打ちたかった。勝ちをつけられてよかった」

[ 2023年5月28日 06:30 ]

セ・リーグ   広島4―1ヤクルト ( 2023年5月27日    マツダ )

<広・ヤ>7回、西川は中前に先制の適時打を放つ(撮影・奥 調)
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 有言実行だった。広島・西川が難敵・ピーターズから均衡を破る決勝打。7回1死から2四死球で一、二塁とし、外寄りスライダーをバットの先で捉えると、打球は中前で弾んだ。森下に勝利投手の権利を贈る一打。28歳は破顔一笑だ。

 「打席に向かう前、(森下)暢仁に冗談半分で“そろそろ打ってくるわ”と言ってしまったので、何としても打ちたかった。勝ちをつけられてよかった」

 開幕2戦目の4月1日と同様に、敵の左腕にはこの日も6回まで散発2安打と沈黙。森下は完投した前回20日の阪神戦で打線の援護なく敗戦投手になっており、ダブルで価値のあるV打となった。

 新井監督は「前回も好投しながら援護できなかった。7回は森下に勝ちをつけてあげたいという野手の気持ちが表れた攻撃だった」と西川らを称えた。 

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