羽生結弦「プロのアスリートとしてスケートを続けていくことを決意しました」会見で表明

[ 2022年7月19日 17:00 ]

会見に臨む羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート男子の羽生結弦(27=ANA)が19日、都内で「決意表明」の記者会見が始まった。

 冒頭のあいさつで「まだまだ未熟な自分ですけども、プロのアスリートとしてスケートを続けていくことを決意しました」と表明した。

 羽生は14年ソチ、18年平昌と男子で66年ぶりとなる五輪連覇を達成。22年北京は4位だったが、フリーのクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)への挑戦は、世界で初めて認定された。

 羽生は北京五輪のエキシビション後に、今後について「フィールドは問わない」とし「羽生結弦のスケート好きだなと思ってもらえる演技を続けたい」とコメント。今月1日には日本スケート連盟の公式サイトが更新され、特別強化選手を継続する羽生は「今シーズンもより高みを目指して頑張ります」としていた。

 ジュニア時代にはジュニアGPファイナル、世界ジュニア選手権で優勝。シニアでも五輪のほかGPファイナル、世界選手権、四大陸選手権で金メダルを獲得しており、男子で唯一、主要国際大会完全制覇の“スーパースラム”を達成した。

 11年3月11日の東日本大震災で自身も被災。被災地への思いも背負って競技を続け、復興への道のりに光を照らしてきた。

 会見での羽生の発言に世界の注目が集まっていた。

 ◇羽生 結弦(はにゅう・ゆづる)1994年(平6)12月7日、宮城県仙台市出身の27歳。4歳でフィギュアスケートに出合い、08年に全日本ジュニア選手権で初優勝。全日本選手権は6度制覇、世界選手権で2度の金メダルを獲得し、五輪は14、18年と連覇を達成した。18年には国民栄誉賞も授与された。1メートル72。

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