プロ転向の羽生結弦、4回転半への挑戦は続く「みなさんの前で成功させられることを強く考えながら」

[ 2022年7月19日 17:15 ]

会見に臨む羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート男子の羽生結弦(27=ANA)が19日、都内での会見で「まだまだ未熟な自分ですけども、プロのアスリートとしてスケートを続けていくことを決意しました」と競技の第一線を退く意向を表明した。

 羽生は14年ソチ、18年平昌と男子で66年ぶりとなる五輪連覇を達成。22年北京は4位だったが、フリーのクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)への挑戦は、世界で初めて認定された。

 「これからプロのアスリートとして、競技者として他のスケーターと比べ続けられることはなくなりました」とし、追い続けた4回転半について「4回転半ジャンプにもより一層取り組んで、みなさんの前で成功させられることを強く考えながら、これからも頑張っていきます。どうか戦い続ける姿をこれからも応援していただけたら、うれしいです」とコメント。競技会に出ることはなくなっても、アイスショーなどで超大技の完成を目指す。

 ◇羽生 結弦(はにゅう・ゆづる)1994年(平6)12月7日、宮城県仙台市出身の27歳。4歳でフィギュアスケートに出合い、08年に全日本ジュニア選手権で初優勝。全日本選手権は6度制覇、世界選手権で2度の金メダルを獲得し、五輪は14、18年と連覇を達成した。18年には国民栄誉賞も授与された。1メートル72。

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